空白

空白

前も見えず

後ろもなく

立ち尽くす


言葉足らずな夜明け

埋まらない孤独と

「こんなんじゃなかった」と泣く過去と

否定出来ない今日の夕暮れ


散文的な言葉と

理解されない情景と

もう届かない言葉

すり抜けた過去


取り戻せないから泣いた

戻れないから諦めた

もう僕には何も無いから

と夜に泣いて


「死にたい」とも言えなくなった

「消えたい」とも言えなくなった

言えなくなったんじゃない、言わなくなった

なのにこの心の空洞は一体なんだ


届かない言葉

報われない夜明け

ただ一人立ち尽くす

僕は一体誰だ

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