第6話 入社1か月目 支社勤務1日目

  本社での3泊4日の研修もまぁ、なんとか無事に終わり、本社勤めになる

 同期の人達とも、まぁ話せるようにはなった。本社に用があっても業務上の

 付き合いはうまくいくと思うと少しほっとする。


 ここからが本番!こんにちは。私の勤める支社様。

 頑張って、戦力になるよう努力していきますので、お手柔らかにお願いします。

 


 直属の先輩に挨拶をして、一緒に挨拶まわりにいこうと言われ、いざ、参る。と

ドキドキしながら言葉を発しようとしたら先制の助けませんパンチである。

全然お手柔らかじゃなかった…。手が遅いとか、報連相しなかったからとか原因が

わかれば良かったけど、仕事以前の問題…。っていうかまだ顔合わせただけなんですけど。


服が悪いのか?

いや、支給された制服だし。

髪?

いやカラーはしてないし、

アレンジもなし(アレンジ出来ないけど)のひとつ結びだし。

装飾品?

つけてないし。

顔?

化粧は濃くしてないし(姉上監修)。好みじゃないとかだったら解決策はないから

どうしようもないな。


結論…何が原因かわかりません。

混乱しながらも、就職課の先生方のご指導ご鞭撻なんちゃら~は言えてよかった。

直属の上司にはなるけど、先輩もいらっしゃるから何とかなるだろうと

思いながら他の方へ挨拶へと向かった。

まだ事態を軽く見ていたわけである。


先輩の後を雛鳥の様について一週間、仕事を学んだ結果、思ったことは

「本社の研修は、今のところ支社では役に立たない。支社で研修があれば

よかった。」である。

先輩は8年のベテランで先制パンチ上司は20年の大ベテランだった。

支社の1年生は私だけ。2年目はおらず、4年目の人が次にいるが営業、

周りはベテランしかいないので、当たり前だが、皆さん仕事が早い。

追いつかない。覚えること沢山ある。必死にメモを取る。


一週間乗り切って最初の休みは目が覚めたのは17時である。

寝たのは21時だった。

母は声をかけたが何の反応もなかったし、最初の休みだし、ゆっくりすれば

いいと思って。よく眠れてよかったわねぇ。と言われた。

が、目が覚めたら夕方で、ものすっごく損した気持ちになった。

体はスッキリしてたが、せっかくの休日、目が覚めたら夕方。

しょぼぼーんである。


なんか損したような休日だった。

でもすごぶる快調なので来週からも頑張れそうだなと思った。


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