第27話 遺言はいらないです
「私の蹴りは一味違うわ。【
蹴りスキル【
金色のエフェクトを纏う
「一つ、良いこと教えてあげる」
回転からの横蹴上げの蹴り攻撃で空中へ飛ぶフォンラス・アーテン。
フォンラス・アーテンが空中にいる間に
【
「女を怒らすと怖いわよ!!」
「【烈闘・極】、体にはお気をつけて」
拳による衝撃と燃え盛る打撃攻撃で、フォンラス・アーテンは吹き飛ばされる。分厚い壁は撃ち抜かれて砕け散る。降り注ぐ瓦礫によって、大きな穴が誕生した。奥に見えた光景に安堵を見せた私。
◆◇◆◇◆◇◆◇
瓦礫に当たらないように空洞を進む。秘密で隠された空間を発見する。戦闘不能になったフォンラス・アーテンの隣には小さい潜水艇が浮かんでいた。
アリエスに石像をウラニアの指輪に入れてもらい、潜水艇に入ろうとした。
「お前はどこに進む」
振り向く。這いつくばるフォンラス・アーテン。
「人は道具か、生命体か」
体の方向を変え、天井を見つめるフォンラス・アーテン。
「罪深き神は何を導く」
手を掲げる。
「跳梁する世界に正義はない」
お互い、目を見る。
「お前が贄となるのか、奇跡となるのか......見届けさせてもらおう」
フォンラス・アーテンの体は砂となり、雪崩のように崩れる。床に溜まった砂はポリゴン状となって爆散し、霧散する。
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