第405話 四月が終わって

 波乱含みの開幕となっている。

 レックスとライガースが首位争いを行っているのは、去年と変わらないと言える。

 だがタイタンズの動きによって、この2チームが独走することを許さない。

 一応は四位になっているが、三位のカップスとの差はあまりない。

 そしてスターズ、フェニックスと順位は続いている。


 今年は三位争いが熾烈になるのだろうか。

 スターズは武史がちゃんと勝っているのに、他の試合で負けてしまっている。

 一度付いた負け癖は、そう簡単に消えるものではない。

 かつては常勝とまで言われた時期もあったのに、上杉の引退後は衰えてきている。

 上手く戦力の更新が出来ていないのだ。


 タイタンズはとにかく、司朗の初回の動きが大きい。

 動き回って相手を撹乱する。

 この動きはまた、単純な盗塁などとは、違うだけの意味を持つ。

 四月最後の三連戦には、レックスとタイタンズの三連戦がある。

 レックスにしても、直史が投げないローテである。

 しかし強化された打線は、タイタンズから充分に、点を取ってくれるだろう。


 対してライガースは、カップス相手の三連戦。

 アウェイでの試合となると、応援の援護も得られない。

 カップスもまた、ホームでの勝率が高いチームだ。

 もっともピッチャーのローテによっては、やはり勝率が変わってくる。

 ライガースは首位を走るレックスに、どうにか追いつくことを考える。

 今のところライガースは、主力に欠けているピースがない。

 レックスは緒方がもう復帰しそうであり、平良も後半戦では戻ってくる。

 せめてほぼ同率でないと、ペナントレースを戦うのは難しいだろう。


 レックスは神宮での対戦となる。

 同じ東京のチームが、神宮で対決するのだ。

 直史が投げなくても、双方のファンが集まれば、神宮球場は満員となる。

 そして神宮ならば、司朗も充分に経験があるのだ。


 高校野球の都大会は、おおよそ準々決勝以上が、神宮で開催されることが多い。

 帝都一にいた司朗は、そこから甲子園に羽ばたいていった。

 そこが敵地になるのは、なんとも不思議な感じがする。

 だが帝都一のような名門のファンが、そのままタイタンズのファンになったような、そんな感じもする。

 少なくとも高校野球ファンのかなりを、司朗はタイタンズに持ってきていた。


 レックスも本当なら欲しかっただろうな、と司朗は考えている。

 プロ入りに際して司朗は、色々とわがままなことを言っていた。

 ポスティング条件など、タイタンズが飲むわけがないと思い、だからこそドームがホームになるとは思わなかった。

 両リーグから、とにかくタイタンズと福岡の二つは、絶対に指名しないと思っていたのだ。

 実際はこうである。

 かなりの粘った交渉となったが、司朗の側に圧倒的な背景があった。

 NPB全体を動かすような、そんな圧力を持っている二人の選手。

 直史と大介がいたからこそ、こういった契約が出来たと思っている。


 二人のために自分がすべきは、その二人に引導を渡すこと。

 年齢的に見ても、もう長くないことは確かなのだ。

 直史とは直接対決で、大介とはチームの対決で、どうにか勝ってしまいたい。

 そう考えている司朗は、とりあえずチームの優勝を目的としていく。




 三連戦、レックスは百目鬼が第一戦を投げる。

 直史に次ぐ二番手であり、おそらく次のレックスのエース。

 三島がいなくなってわずかに、レックスの先発ローテは弱体化しているはず。

 もっとも本当に問題なのは、平良の離脱の方であろうが。


 直史はこの日、あがりであったため神宮に来ていない。

 だがタイタンズもピッチャーの比較的強いところを、当ててきているカードである。

 神宮でやるだけに、本来ならばレックスが有利。

 しかし司朗は一回の表から、フォアボールを選んで塁に出る。

 そして見事にヒットエンドランを決めているのだ。


 三塁まで進んでしまえば、もういくらでも点を取る手段がある。

 まずはタッチアップで一点。

 さらにランナーがいる状況で、四番の悟はヒットを打つ。

 ここで二点を取り、タイタンズが先制して試合は開始される。

 だが去年までと違い、レックスはもっと簡単に、点が取れるようになっている。


 さすがに全盛期ほどではないが、まだ35歳の小此木は、チャンスメイクも一発も、どちらも狙っていけるバッターだ。

 三割か30本か、どちらかはほぼ毎年達成していたのである。

 盗塁も30個を決める年があり、トリプルスリーの機会も何度もあった。

 しかし悟ほどに、何度も達成したというわけではない。

 また大介などは、全てのシーズンでトリプルスリーは達成している。


 左右田が球数を投げさせて、今日の相手ピッチャーの状況を確認する。

 そこでランナーに出ていたなら、確実に右に打っていける。

 ランナーがいなければ、長打を狙っていく。

 パワーではなく技術で持っていく、そういうタイプのバッターであるのだ。

 内野だけではなく外野も守っていたため、この打力をどこのポジションでも使えるというのが大きい。


 レックスは早々に追いついた。

 そして試合はシーソーゲームとなる。

 一点を追いついたら、一点を引き離す。

 一度に入るのは、多くても二点までと、粘り強さが重要な試合が続いていた。


 チャンスを作るバッターと、チャンスを点に結びつけるバッターが、しっかり役割を果たしているタイタンズ。

 司朗の活躍が目立つが、悟もまた打点において、その役割を果たしている。

 大介とほぼ打点で並んでいる。

 もっとも大介は、開幕三試合を欠場していたのだが。

 この欠場がひょっとしたら、シーズン終盤には響いてくるのかもしれない。


 試合の結果はタイタンズが、リードした状態で七回に突入。

 するとレックスは、勝ちパターンを使わない。

 しばらく休んでいたのだから、使っても良かったと考える人間もいるだろう。

 だが最終的には、6-4というスコアで決着する。

 レックスは百目鬼が、クオリティスタートを外したのが、致命的であったと言えよう。


 普段ならば簡単に、クオリティスタートを決める百目鬼。

 だが後ろが弱いと、変に力が入ってしまうものである。

 どんなピッチャーであっても、シーズンに数回は負けるものなのだ。

 直史のような、負けない上に完投するピッチャーは、まず存在しない。

 少なくとも過去の記録に、そんなピッチャーはいない。




 二戦目、レックスの先発はオーガス。 

 やや衰えが感じられるものの、まだまだ先発のローテを任されている。

 だがこのオーガスを相手にも、司朗は初回から出塁してきた。

 単打やフォアボールなど、初回の司朗はとにかく出塁を目指す。

 そして盗塁の姿勢を見せれば、相手を揺さぶることが出来る。

 ピッチャーの立ち上がりを攻めるのだ。


 この序盤の攻撃により、タイタンズは主導権を得る。

 先にレックスが得点を取っていると、上手く成立しない作戦であるが。

 高校時代、安打製造機の打点マシーンと言われていた司朗。

 一年の夏からちゃんと、甲子園でホームランを打っていたのだが。

 最後の春と夏には、長打力を一気に高めてきた。

 しかし今は、アベレージ寄りのケースバッティングを心得ている。


 シーズン開幕戦で派手なことをやったが、それで変にいい気にはならなかった。

 遠くに見える背中はどれも、自分がまだまだ及ばないものである。

 司朗がまずお手本にするのは、悟のバッティングだ。

 ここまでのシーズンで、三割に達しなかったのは二度だけ。

 そしてほとんどのシーズンで30本を打っているし、40本を打っていた時もある。


 若かった頃の悟であれば、まさに司朗の目指すべきプレイスタイルであったろう。

 今の悟は膝などの故障を考え、盗塁の数を減らしている。

 それに対して司朗は、ここからがまだ伸びていくのだ。

 前にランナーがいた場合、敬遠されることが少しあるようになってきた。

 この試合も、二打席目がそうなっている。

 

 ランナーが二塁にいて、一塁が空いていれば敬遠。

 大介も悟もそうだったが、そのパターンが一番多いのは西郷であったか。

 他のバッターと違い、西郷は鈍足であった。

 それでも毎年のように、ホームランは40本を打っていたのだが。

 高卒でプロ入りしていれば、800本に届いたのではないか、と言われている。


 この二戦目も、司朗はヒットを打っていく。

 チャンスメイカーであるが、どういったチャンスを作るのか、それを弁えている。

 敬遠するのは難しいと考えれば、レックス側も勝負するしかない。

 実際に打率が四割前後なら、勝負した方がいいのは間違いないのだ。

 ただそろそろ他のチームも、司朗の能力を把握してきたであろう。

 それは得点圏打率が、とても高いということである。

 そして必要な打球を、必要な時に打っていける。




 今日はブルペンに入っている直史である。

「これは、対策をどうにかしないとな」

 司朗を塁に出してしまうと、何度もホームを踏んでくる。

 ヒットで出しても、フォアボールで出しても同じことだ。

「織田さんに似たとこはあるけど、織田さんより長打力があるな」

 豊田が言ったのは、分かりやすいバッターである。


 長打も打てる外野手となると、アレクもそんな感じであった。

 だがアレクは自分の打てる球であると、ボール球でも平気で打っていった。

 司朗はその点、しっかりとボール球を選んでいる。

 一年目にしてもう、審判を見極めてきているのだ。


 司朗が見逃した球であるなら、それはボール球だ。

 審判がそう判定をしなければいけないほど、選球眼を信頼されている。

 高校野球よりもプロ野球は、ストライクゾーンが狭い。

 ピッチャーはそこで躓く者が多いが、司朗としてはバッティングで上手く適応していた。

 直史としてはあれを抑えるのは面倒だな、と思うぐらいだ。

 ただホームランを打たせないだけなら、どうにかなりそうだ。


 同じバッターであっても、タイプは色々と違う。

 アベレージヒッターとスラッガー、そんな単純な話でもない。

 打てる球なら打つ悪球打ちと、ゾーンを確実に打つバッターも、やはり違うのだ。

 ただいいバッターに共通するのは、ここぞという時の集中力。

 チャンスにしっかりと打てないのなら、ポストシーズンには必要ない。

 もっとも日本の高校野球を経験していれば、そういったプレッシャーには強くなるが。


 オーガスは六回までを投げたが、五失点している。

 レックス打線も四点は取ったのだが、とても追いつけるものではない。

 勝ちパターンのリリーフ陣を使わないレックス。

 このビハインド展開で投げて、それを抑えて上がってくるピッチャーがいるだろうか。

 シーズン中に故障するピッチャーは、いくらでもいる。

 その時に使ってもらうためには、難しい場面でも抑えていかなければいけない。


 ドラフト指名から一軍、そのまま先発ローテという、王道を歩むものは少ない。

 この限られた支配下登録の中、誰もが必死で自分のポジションを確保しようとしているのだ。

 直史もそのデビュー戦は、緊急リリーフ登板であった。

 もっとも武史などは、明らかに先発しか出来なかったので、これまでリリーフで投げたことがない。

 苦しい時に投げて、どうやって結果を残すのか。

 プロならば己の道が険しいことを、もっと実感しておくべきだろう。


 この世界で生きていくのだ。

 直史がプレッシャーに強いのは、他に生きる世界を知っているからでもある。

 プレッシャーが集中力になることもあるが、逆に緊張してしまうことが、ほとんどの選手にとっては明らかだ。

 だから直史はこうやって、プレッシャーの少ない条件で投げていける。

(司朗もプレッシャーとは、ちょっと無縁の人間だよな)

 追い込まれてからでも、打率が下がっていかないのだ。




 バッターはツーストライクまで追い込まれると、極端に打率が下がる。

 特にツーナッシングなどであると、ピッチャーは振らせるボール球を投げることが出来るからだ。

 だが司朗は意図的に、追い込まれてからの状況も作り出す。

 そうなるとピッチャーはかなりの確率で、一番自信がある球で勝負してくるからだ。

 ストレートならば簡単である。

 だが変化球なら、事前の予測を考えておかなければいけない。


 ピッチャーの呼吸から、球種を読み取る。

 そしてそれを狙い打ちするのだ。

 最高の球を打たれたピッチャーは、必ずそこでショックを受ける。

 ピッチャーが崩れていくのは、最高の球を打たれたからではない。

 そこから立ち直る技術を持っていないから、崩れていくのである。


 ピッチャーのメンタルというのは、繊細なものである。

 失点の仕方によって、立ち直れるか無理かが決まる。

 少なくともこの試合、オーガスは全体的に悪い出来であった。

 ピッチャーの立ち直るのに、その隙を与えない。

 タイタンズは二試合続けて、それに成功している。


 7-6で試合はタイタンズが勝利した。

 これで二連勝となっていて、三戦目のレックスは塚本が先発する。

 直史が投げていれば、とは首脳陣の誰もが思うだろう。

 この二試合で負けたことは、レックス全体にダメージを与えている。

 直史だけは別に、ダメージなど受けていないが。


 注意しなければいけないのは、二位のライガースとの差である。

 この二戦目が終わった時点で、レックスは14勝9敗。

 そしてライガースは14勝9敗と完全に追いついたのだ。

 カップス相手に二連勝と、調子が良くなっているのだ。


 第三戦の結果によって、トップが入れ替わる。

 それをレックスの首脳陣も、ライガースの首脳陣も意識している。

 試合前のミーティングでは、その点を話す。

 もっともまだ四月が終わるところであるので、優勝争いとは何も関係がないと言っていい。


 去年までは四月のスタートダッシュで、もういきなり差がついていたのだ。

 だからそれと比べると、今年は調子が悪そうに思える。

 だが考えてみれば、平良が離脱していて、リリーフ陣が弱くなっている。

 対してライガースは、大介が戻ってきた。

 タイタンズがちょっと強くなっただけで、こういうことになっている。

 直接対決で最初に、三連敗したのが痛かっただろう。


 去年も直接対決では、あまり分がよくなかったのだ。

 だが勝てる試合を確実に、拾っていくことが大きい。

 今年は先発のピッチャーが、どうにか六回や七回まで、投げようとしているのが見て取れる。

 五回までをしっかり抑えるという意識になれば、勝敗も変わってくるだろう。

 今はまだ慌てる時ではないが、どうしてこういう結果になっているのかは、分析しておく必要があるだろう。




 第三戦、さすがにレックスは、ここを取りたいと考えている。

 序盤から中盤にかけて、レックスのリードで試合は進んだ。

 だがエラーが出た結果、先発の塚本は満塁のピンチを招く。

 そしてここで、ツーアウトながら一番の司朗にまで、打席が回っていたのだ。

 今日はまだノーヒットである司朗。

 ここで勝負をしないわけにもいかない、と首脳陣は判断する。


 ワンヒットが出ただけでも、点は入ってくれる。

 だがこの状況からだと、球威で押していこう、などとバッテリーは考えてしまった。

 ツーアウトなのだから、そこで駆け引きも出来たであろう。

 しかし司朗を相手に、単純な力勝負をしかけた。

 ここは狙いどころであった。

 高めのボールをレベルスイングで、しっかりと打っていったのだ。


 スラッガーであっても、満塁の時には勝負をせざるをえなくなる。

 司朗は塚本の意識を、確実に読んでいた。

 振りぬいたスイングで、ボールはスタンドへ。

 キャリア初の満塁ホームランで、タイタンズは大逆転する。


 今年のタイタンズは、試合を動かし始めると止まらないのか。

 そこからさらに点差を広げて、レックスを突き放す。

 レックス打線も四点は取っているので、決して悪い数字ではない。

 だがタイタンズの打撃力が、そして得点力が向上しているのは明らかであった。

 ベンチの中で西片は、苦い顔をせざるをえない。

 8-4で試合は決着。

 レックスはタイタンズ相手に、三連敗したのであった。


 一方でライガースは、カップスとの第三戦で敗北。

 つまり勝敗の差は、そのままである。

 四月の勝敗は、共に14勝10敗で、一応は2チームが並んで首位。

 しかし三位のタイタンズも、14勝12敗。

 消化した試合数が違うので、迂闊なことは言えない。


 ただ、確かなことが一つある。

 四月の最終戦で、司朗は満塁ホームランを打った。

 これによってホームランの数は、大介と並んで七本。

 そして打点は大介を抜いて26点となったのである。


 打率こそ大介の方が、わずかに上回る。

 ただ肝心の打点とホームランが、追いついているのである。

 他にはヒットの数や、盗塁数では圧倒的に司朗の方が上。

 これは異常事態とも言える。

 つまり四月の成績では、確かに開幕三試合を欠場したとはいえ、司朗の方が大介よりも活躍したのだ。

 大介はそのバッティングに、スランプがないことでも有名である。

 ここは単純に、司朗が大介を上回ったのだ。


 出塁率や長打率も全く違うぞ、とライガースファンは言ってくる。

 だがここまでずっと、月間MVPは大介が取り続けてきたのだ。

 それに飽きていた人間もいた、というのも確かなのかもしれない。

 高卒野手が一年目の、しかも最初の月に、月間MVPに選ばれるということ。

 二度とないだろうな、と言われていたことが、また実現した。

 大介の一年目の四月度成績と、比較されたりもする。


 大介はいきなり、四月度だけで10本のホームランを打っていた。

 そして打点も、司朗を上回っていたのだ。

 だがその時点では、打率は司朗の初年度の方が上。

 盗塁も一つ違いで、大介の方が上であった。


 このレックス相手の三連戦が、とにかく司朗の活躍が生きたのだ。

 たとえば出塁率で上回っていても、ホームを踏んだ回数は圧倒的に司朗が上。

 ヒットの本数も10本以上、司朗の方が上であった。

 ちなみに大介だけではなく、直史の方も問題はあった。

 これは単純に、武史が四勝したというだけであったが。


 四試合に投げて、完封が一度のみ。

 ただこれはほぼ同じ世代の、武史が上回っているだけだ。

 三勝の直史より、四勝の武史が評価されても、別にそれほどおかしなことではない。

 だが司朗の方は、間違いなく大介よりも、評価される数字が多くなっていた。

(ここからが本当のプロ生活かな)

 サイクル安打に満塁ホームラン、打率四割と色々と派手なことをした。

 だが出た釘を打つのが、日本社会というものだ。

(他のピッチャーも頑張ってくれないとな)

 四試合で二失点の直史も、衰えたなどと言われている。

 三試合を欠場した大介は、さらにタイタンズの方が消化試合数は多い。

 色々と比較の仕方が違うだろうが、とにかく打撃の部門においては、ついに一強の時代が終わるようであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る