解説 世界の捉え方
今回はメソポタミアの人々にとっての世界観を説明しましょう。
メソポタミアではかなり天文学が発達していましたが、地動説ではなく、自分たちの世界は平面の世界であると考えられていました。
錫の丸天井でとじられており、上から順に神々の住まう天界、人間の住む地上、命の源で水が流れる深淵、死者の住む冥界。
もちろんそれぞれに治める神がいました。
天界はエンリル。地上は神の代理人である王。深淵はエンキ神。冥界はエレシュキガル神。
大地は円盤で、四方を海で囲まれているとも考えられていました。
もちろんこれは捉え方の一種で時代が変わればもっと細かく区分したりもしますし、治める神々も違ったりします。
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