第25話
人が怒っているのを見るのが僕は嫌いだ。
自分に原因がなかったとしても、怒っている人を見ると自分に怒っているのかなという気持ちになって嫌になるからだ。
だから、僕は人を怒らせない事はもちろんん、極力周りの人が怒らないように気を配る事を優先してきたし、それが得意だとも思っていた。
そのはずなのに……
今朝、僕の発言でお姉さんを明らかに不機嫌にさせてしまった。
どうしてお姉さんを怒らせてしまったんだろう。
原因が分からずにモヤモヤしたまま、お姉さんに強引に手を引かれ、近所のファミレスへと足を運んでいた。
メニューと睨めっこするお姉さんの機嫌を伺うように、僕は声を掛けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます