第4話

 お姉さんに手を引かれ、電車に乗ってたどり着いた隣町。


 子綺麗なマンションの上階。


 ここがお姉さんの家なのだと言う。




〝今日から君はウチの子だよ!〟




 どうやら、その言葉に嘘はないみたいだ。


 安心するのも束の間、今度は別の疑問が生まれてくる。


 それは、どうして僕を買い取ったのかという点についてだ。


 お姉さんの目的が分からない。


 決して安くないお金を払ってまで僕を引き取る理由は何なんだろう。


 それを考えると、なんだか頭の中がモヤモヤした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る