第十四章 宿願
その光景を、その絶望を、今でも彼は憶えている。
忘れるはずがない。彼が今の彼となった原因、ロウェル・デヴァイスが今もなお騎士であり続ける理由を、忘れられるわけがない。
戦場だった。男は、王国を代表する筆頭騎士だった。
マセーラ王国の名門デヴァイス家の出身にして、生まれる前から騎士となることを義務付けられていた人物が、かつての彼だ。
幼少の頃より、騎士となるべく数々の修練を積み重ねた。男にはそのための素養である魔力が充分にあった。周囲からの期待すべてに応え、彼は王国を代表する騎士のひとりとなった。
彼自身は、そんな自分を当然のものと考えていた。確かに子どもの頃は騎士に対する憧れの気持ちもあったが、厳しい教育を受ける過程でそんな幻想は早くに捨てている。
胸の内にあるのは、騎士という役目を果たそうとする義務感だけだった。
国家体制を維持する上で、騎士という役職は必要不可欠な存在だった。強大な軍事力の象徴でありながら故国への忠節を美徳とする騎士道の精神は、非常に都合がいい構造だったのだ。
そうした現実を、男は本来なら騎士への憧れを夢見る年頃から弁えていた。国家における騎士の役割、体制を維持するための一装置という歯車としての機能を、充分以上に。
そして、男は騎士としての役目に努めた。武勇に優れ、礼節を備えた理想の騎士であることを常に自分に徹底させた。そんな彼を、周囲はマセーラにこの
何の問題もなかった。帝国による侵略を受けた、あの敗北の日までは。
己の実力を過信し、同盟国であるアトラフィス王国よりもたらされた共同戦線の提案すら拒んだ旧マセーラ王国が、亡国となったその日までは。
男が忠誠を誓った国も、騎士という役割すらも守ることができず。
絶望よりもなお残酷な光景だけが、男の前に残された。
「…………」
その夥しいまでの〝死〟の光景に、男は言葉ひとつ紡ぐことができないでいる。
何も残っていないのと変わらない。同胞であり戦友であった者たちの〝死〟に対して、彼は表情すら変えることができなかった。
戦場を文字通りに断ち切る巨大な地割れ。多くの騎士が呑み込まれたその
男が戦場でひとり立ち尽くしているのは、幸運と彼自身の実力が生んだ偶然に過ぎなかった。
「問おう。我らがガルストア帝国騎士団の軍門に降る意思はあるか?」
既に膝を屈しかけていた彼の首筋に刃を突きつけ、強大な力を宿した
男の仲間は、すべて目の前の騎士ひとりの手によって命を落としていた。誰もがマセーラが誇る歴戦の勇士であったにも関わらず、帝国の戦士はたった数分の攻防で打ち砕いたのだ。
何もかもが、甘かった。マセーラが自慢とした伝統と格式ある魔導技術など、帝国の軍事力を前には塵芥も同然だった。
「…………殺せ」
ただ自分の中に残された空虚だけに任せて、彼は眼前の敵に言った。祖国の尊厳どころか、戦友ひとり守ることができなかった自分に、生きる価値などないと思えた。
「《マセーラの一番槍》も墜ちたな。貴公の最初の突撃、あれだけは見事だったというのに」
力なく倒れようとする男に、帝国の騎士は情け容赦なく告げる。容赦はなかったが、しかし純粋な称賛の気持ちがその言葉には込められていた。
男に剣を向けたまま、騎士は一度だけ自身の
心臓に位置する甲冑の中心に、小さな点がひとつだけ穿たれていた。
先陣を切って男が放った
だが、勝敗は違う形で決した。突撃を回避すると同時に騎士が放った
「アトラフィスと同じようには行かなかったな。サー・ヴェントスには痛手を被らされたが、マセーラには英雄がいなかったようだ」
今回のマセーラ攻略は、ガルストアの威信にかけても絶対に果たさねばならない使命だった。
今まで敗退することなどなかった帝国騎士団が、先日のアトラフィス攻防戦において初めてその歴史に泥を塗られた。それも、たったひとりの青年の存在によって。
これ以上の失態は許されない状況だった。騎士にとっても、この度の戦は一命を賭して勝たねばならないものだったのだ。
そして、当然の義務として勝利を掴み取った帝国の騎士は、男の首に向けていた剣の切っ先を躊躇いもせずに下ろした。
「……待て。どういうつもりだ、私は殺せと……!」
「殺さぬ。《アトラフィスの英雄》には至らぬが、貴公の力はここで失うには惜しい。その騎士としての役割、我らガルストアの尖兵として利用させてもらおう」
「……な、に」
絶句して、男は目の前の敵を見る。刀身すら鞘に収めて戦闘態勢を解いた状態で、帝国の騎士は無慈悲に告げる。
「絶望したまえ。その先に、貴公の一帝国民としての未来が待っている」
生きてもらう、と。傀儡として生き続けてもらう、と騎士は言い放った。
これが、男にとっての忘れがたい、後悔の記憶だ。
男が帝国の一員として役目を果たし始めるよりも前。
その心中で挽回を固く誓い行動を開始するより以前の、四年前の出来事である。
青年だけが、その男の姿を前にしても動揺せずに済んでいた。
地下の空洞、周囲に無数の
「……理由を聴かせてもらえるか、サー・ロウェル」
発した言葉の意味は、少女と同じものだ。しかし揺らぐことのない芯を胸の内に保ったまま、ヴェンは老魔導師の側に立つ銀色の騎士に問う。
その様子に、ロウェル・デヴァイスは意外そうに兜の下で眉を顰めた。
「驚いてはいないようだな。おおよその見当はつけていた、というところか」
「いいや? めちゃくちゃ驚いてるし、見当なんて、ついさっきまで少しもなかったぐらいさ。……でもな、それ以上に納得できねぇんだよッ……!」
唐突に昂った気持ちに任せるままに、青年は男に対して叫んだ。
「なんでだッ!? なんで、あんたがその爺と
子ども染みた感情の爆発だった。受け入れがたい真実を前にして青年はただ男に問い続ける。
そんなヴェンの姿に呆れるようにして、銀色と翡翠色の甲冑に身を包んだ騎士は言葉を紡ぐ。
「先程の貴様ではないが、答える義務はない。ここでの私の役割は、貴様からこの魔導師を守ることだけだ」
「ッ……!」
唇を噛み千切らんばかりの勢いで歯を噛み合わせ、ヴェンは男を睨み据える。怒りに満ちた視線を受けても怯むことなく、ロウェル・デヴァイスは続けて言った。
「いや、もうひとつ……さらに加えてふたつか。成さねばならない役目があった」
「……何のことだ」
相手の言いたい意味が解らず、それでも視線に怒気を含ませたまま、青年は尋ねる。
一歩前に踏み出し、騎士は答えた。
「前言をすぐに翻すのは主義ではないが、貴様には宣言しておこう。ひとつ、その
言動の矛盾に気付いたヴェンが、即座に言い返す。
「おかしいだろ。さっきは完全にこいつを狙ってた癖に、今度は渡せだなんてよ」
「あれは、初めから貴様を標的にした攻撃だ。最初から自分が狙われていると判っていたなら躱すだけだっただろうが、その娘が危ないとあっては、貴様は逃げも隠れもしまい?」
納得できたか、と男はさらに踏み込んでくる。視線は既に、青年を見てはいない。
無理やり少女と騎士の間に割って入るようにして、ヴェンは男を睨み返す。
「させると思うか?」
「ああ、貴様は抵抗するだろうな。ならば、こちらも相応の対応をさせてもらう」
告げて、男は足元に座り込んでいた老人へと視線を下ろす。
「マギ・イゼア、計画を早める。今この場で、『騎士』たちをすべて起動させろ」
「き、貴様……この儂に指図など……」
「…………」
「ひッ……!」
無言の圧力に耐え兼ね、老魔導師は骨ばった指を虚空へと向けた。それを合図に、沈黙していた甲冑姿の
「我が新たな同胞たちよ。時は来た。今こそ、貴公らの役目を果たせ」
『…………』
返答はない。ただ身に着けた武装を構えて、
「……それが、あんたのやりたかったことか?」
動じることなく、ヴェンはやはりロウェル・デヴァイスただひとりに対して詰問を続けた。
「そのロクでもない爺と共謀して、この娘に
「断じて違う。これは、もうひとつの役目を成し遂げるための手段に過ぎない」
決然と答えて、騎士はさらに一歩前へと踏み出した。
「それが、私の宿願だ。そのためだけに生きてきた。帝国の傀儡となって使役されることになろうとも、最後にそれを果たせれば十全なのだ」
止まらない。もはや歩みを止めることなく、男はただ目的へと突き進む。
それでも喋り過ぎたことを反省して、次の会話でこの問答を終わりにすると彼は決めた。
「では、その
「だから……何の話だ?」
「決まっている。クーデターは時間との勝負だ。計画が発覚した以上、すぐさま決起するのは当然だろう」
事もなげに言って、騎士は大槍を振り上げた。背後に控えた
先陣を切ったのは、当然のようにロウェル・デヴァイスその人だった。諸刃の槍の片側をヴェンに向けて突き出し、燻し銀の甲冑を纏った騎士は大きく踏み込む。
装甲に張り巡らされた翡翠色の装飾が男の魔力を喰らって、その輝きを増す。
それは、もはや疾走ではなく飛翔の領域だった。背中のマントが展開し、極薄の滑空翼と化して揚力を発生させる。宙に舞った銀色の
「下がってろ、フェイラ……!」
視線を前方の騎士から外さぬまま、ヴェンは少女に叫んだ。武装の中で唯一傷を負わずに済んだ細身の両刃剣を構えて、迎撃すべく前へと踏み込む。
「ダメッ……!」
「なッ……!?」
フェイラもまた、腹の底から声を出して青年を制止した。非力な両腕で白銀の甲冑に触って、その場に留めようとする。
自分が考え出した
「む──」
大槍の矛先が僅かに鈍る。このまま突進の勢いに任せれば、青年ごと少女を貫きかねない。
止むを得ず、ロウェル・デヴァイスは背後の翼を制御して速度を下げた。標的の眼前に着地するように目算しながら、槍の穂先を頭上に振り上げ斬撃の構えをとる。
「チィ……!」
その姿に、青年は下段から剣を振り上げる。ただ刀身を構えるだけで防げる一撃でないことは、一目瞭然だった。
剣と槍の刃が互いを噛み合い──相手を砕き切ったのは、大槍の側だった。
「がッ……!」
衝撃に、ヴェンは後方へと大きく吹き飛ばされる。
咄嗟に身を捩り、背後の少女を下敷きにしないようにだけ意識を傾ける。刀身の毀れた剣などその場で放り捨て、両腕で彼女を抱えた。
一〇メートル近い距離を移動し、最後には地面に甲冑の表面を激しく摩擦させながら、ふたりの体は停止する。
衝撃の勢いはそれで終わりでも、騎士の猛攻が途絶えるはずもない。見積もり通りの位置に着地した男は、そこからさらに跳躍して地下の空間を駆け抜ける。
同時に構えた槍の先端を、今度こそ青年に突き入れるべく振り下ろす。
ギン、と鋼のぶつかる音が暗闇に反響する。その光景に瞠目して、ロウェル・デヴァイスはきつく閉じていた口を開いた。
「白刃捕りとは……火事場の馬鹿力というヤツだな」
「……うるせぇ。これぐらい、何でもねぇんだよ」
震える腕で大槍の刃を押さえながら、ヴェンは痩せ我慢に言い返す。
鎧の籠手に施された琥珀色の装飾は既に限界までに輝かんばかりで、肘や手首の装甲の隙間からは、過剰供給された魔力が電光となって漏れ出ていた。
いや、その程度で済むはずがない。巨大な槍の重圧に耐えようと力を込めた膝の関節からも、溢れんばかりの紫電は放出されている。
どう見ても、満身創痍の有様だった。それでも弱音ひとつ吐かずに平気に見せようとする青年の姿に、騎士は僅かに目を細める。
「納得できないと貴様は言っていたが、それは私の方だ。それほどの実力を持ちながら、なぜ貴様は自分の騎士としての務めを投げ出した? 貴様は騎士に憧れ、望み通りにそうなった。それどころか帝国の脅威から国土を護り、《アトラフィスの英雄》と呼ばれるまでに大成した。……なぜだ。なぜ貴様は、己の役割を
それは、自分が成し遂げようと思ってもできなかったことだというのに。
槍の重圧が増し、白銀の鎧の間接が砕けんばかりに軋み始める。
この時ばかりは自らの役割も頭の片隅に追いやって、ロウェル・デヴァイスはヴェントス・パウに問うていた。この疑問だけは、捨て置く気にはなれないでいたのだ。
「…………なりたかったわけじゃない」
「なに?」
青年の返答に、男は眉を顰める。両刃の大槍の重さに耐えながら、ヴェンはなおも続けた。
「俺は騎士になりたかっただけで、英雄なんてものになりたかったわけじゃない。なっちまったもんは仕方がねぇが、性に合ってる気はしなかったな。居心地の悪さしか感じなかった」
それが、今まで誰にも告白したことのなかった、彼の偽りなき本音だった。
敬われ、讃えられる。そうした特別扱いは、この青年には違和感の方が強くなる。相手の立場にすら無頓着なヴェントス・パウは、自分が英雄として扱われる環境に馴染めなかった。
だからこそ、彼は放浪の旅人となる道を選んだのだ。
「…………」
意図せず、騎士は青年の首元に掴みかかっていた。槍の柄を握らせていた片手を放して、絞め殺さんばかりの力加減で相手を締め上げる。
「ぐっ……!」
「愚かさもここに極まったな。それが理由か。ただ自分の感情だけが、貴様が遍歴騎士となって流浪の旅に出た理由というつもりか」
「それ以外には、何もな……がぁッ……!」
減らず口を叩こうとする相手を黙らせるために、男は片腕で青年を持ち上げた。
もうヴェントス・パウの言葉を聴くつもりなど毛頭ない。ここから先は、自分の感情を納得させるためだけの時間に過ぎない。
「貴様のような腑抜けが英雄とは。あの《大戦》のすべてが、茶番に堕ちるというものだ」
「……待て。それをあんたが言ったら──」
応えず、ただ片腕の力だけを強くする。視線を送ることすらせずに、一方的に言葉を投げた。
「つまりはこうか? 英雄という偶像では役不足だったと? ……いや、違うな。貴様はただ、」
必要とされなくなるのを恐れただけだ、と。
呪いの言葉のように、風を纏った騎士は言い放った。
ピタリ、と青年の抵抗が止んだ。相手の急所を突けたことを確信して、そのまま絶望させるべく男はさらに言う。
「貴様は理解していた。戦乱を終えた先の時代では、自分はいずれ必要とされなくなることを。ああ、確かに十数年は英雄として讃えられるだろうな。だが、その先は?」
「…………」
「贅沢な悩みだ。貴様はただ、英雄としての己の役割に務めれば良かったのだ。疑念を抱き、それについて悩む必要などなかっただろうに」
最後まで言い切って、男は漸くヴェンに視線を戻した。その瞳が、絶望の色に飾られていることを期待して。
かつての自分と同じ眼をしていることに期待を抱きながら、ロウェル・デヴァイスはヴェントス・パウを見る。
だから、その青い瞳が予想だにせず穏やかだったことに、男の方が動じてしまった。
「まあ……そうだな。多分、全部あんたの言った通りだ」
微苦笑さえ浮かべて、ヴェンは騎士の言葉を肯定する。
「俺は、英雄になった自分に戸惑って……そんな自分をどうにかしたくて、旅に出たんだ」
「……何を、言っている」
問いかける声が震えていなかったのは、男の意地だった。
「昔、言ってもらったんだ。悩んで良いんだ、ってな。悩もうが苦しもうが、答えを探して生き続ければどうにかなるって……あんたに」
「────」
反射的に、目の前の青年の存在を男は拒絶していた。首元を握らせたままだった腕を力任せに振るって、容赦なく宙へと放り投げる。
放物線を描き、白銀の鎧が地面に激突する。一瞥をくれて結果だけを確認すると、騎士はすぐさま横たわったままの少女へと視線を戻した。
喋り過ぎた。聞き過ぎた。今の問答は、何の意味もない時間の無駄だった。
そう自分に言い聞かせながら、騎士は果たすべき本来の役割へと徹する。
「……サー・ロウェル」
まだ現実を信じられないとばかりに、フェイラは目の前の騎士の名を呼ぶ。
今となっては目的のための道具に過ぎないが、知らない相手ではないのだ。生来の礼儀正しさを発揮して、ロウェル・デヴァイスは相手に告げた。
「私と一緒に来てもらう。君にはまだ、やってもらわなければならない役目がある」
「そんな……うそです」
「真実か嘘かなど些事だ。成すべきことはひとつ。君もまた、君自身の役割を果たしたまえ」
「ぁ……」
冷徹な言葉に、少女は今度こそ絶望して琥珀色の瞳から輝きを失おうとする。人形のようなその様子に頷き、騎士は彼女の体を片腕で抱えた。
これで、己に課した役目のひとつは遂げられた。最後に残るは、長年の宿願だけだ。
「…………待ちやがれ」
その場から立ち去ろうとした彼を、未だ力を失っていない声が引き留めた。白銀の魔導鎧の《ブリガンダイン》各所が損傷した状態で、それでもヴェントス・パウは諦めることなく立ち上がる。
「その娘を置いていけ。あんたが何をしようとしてるかは、この際どうでも良い。だけど、そいつを連れて行くことだけは許さねえ!」
「許される必要などない。言ったはずだ。私は騎士としての……マセーラの騎士としての役目に忠実に従うだけだ、と」
青年の激昂に冷たく応じて、男は身に着けた
「な──」
「見たまえ。これが、この
地上を見下ろし、男は〈騎士〉たちへと命令を下す。
「何体かはこの青年の始末を行え。残りは私と共に、本丸を撃ちに向かう。……マギ・イゼアの護衛にも、三体ほど割くとするか。貴公らの創造者を安全な場所まで連れ出せ」
「待てと言ってるッ……!」
「…………」
もはや言葉を返す理由もなかった。ヴェンの制止も聞かず、銀と翡翠の騎士は地下の空洞より姿を消す。
後には、青年と石製の〈騎士〉の軍勢だけが残された。
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