75 夜中の騒ぎ

勇者パーティとネオのパーティはそれぞれ自分たちの宿舎に戻ることにした。


皆、話の顛末を聞きたい気もしたが、とにかく2人の体調の事も考えてその場は散会し、詳しい経緯は翌日に持ち越すこととなった。


2人の生還を心の底から喜び皆がそれぞれの宿舎へ向かった。


ネオとスカーレットは都市の郊外の古ぼけた宿舎へ。


勇者パーティメンバーたちは都市の中心街の同じ宿舎へと移動した。






夜の帷も降り、夜も深まっていった。





ギィー




スリーは眼を開けたままでベッドに入り、皆が寝静まり熟睡しているであろう時間を狙って、自室の扉を静かに開いた。


廊下では音を立てずにゆっくりと進もうとしたが、廊下を踏む度に木製の廊下はギィギィと音が鳴る。


(静かにしてよーー!響くじゃない!)


と心の中で廊下に文句言いながらスリーは入口を目指した。


宿舎の入口まで到着してドアに手をかけようとした。その時。


「どこに行くの?」


後ろから声がした。


まさかこんな夜更けに誰が起きているのかと不審に思い、声のする方を見ると、そこにはユハがいた。


「こんな夜更けに散歩?」


「まぁ、そんなところかしら」


「その割には今からダンジョンアタックに行くような格好ね。ダンジョンにでも行くの?」


「はぁー、まぁそんなところ」


「どういう事?詳しく教えて。あなた一人が行っていい場所じゃないのはよくよく分かっていると思うけど」


「ユハさんには敵わないな・・・ごめんなさいね、ユハさん・・・」


「何を謝ることがあるのかしら?」


「私、このパーティを抜けるわ」


「!!!???」


衝撃が走った。一瞬はそんなことをスリーは言うかもしれない、とユハの脳裏を駆け抜けたが、本当にスリーがそんなことを言うとは。


(どれだけの多額の支援が、あなたに費やされたと思っているの!?)


とすぐにお金の話を持ち出したくなる気持ちを抑えて努めて『冷静に冷静に』と自分に言い聞かせて言葉を継いだ。


「ど、どういう事か詳しく教えて。そんな大切な話をしないつもりで行くつもりだったの?」


「ちょっと私も自分勝手な行動だな、と思っているから、誰も納得させられる自信がなかったの。だから先に抜けて落ち着いてから、詳しく説明しに戻ろうかと思っていたのよ。あ、手紙は私の部屋に置いてあるわ。日本語だからパーティメンバーたちは読めるから」


「随分ね。私たちの絆は手紙一枚で終わるような仲なの?」


「ごめんなさいね。そうじゃないんだけど」


「説明して。どういう事?聖女を辞めるの?勇者パーティを抜けて魔族との戦いはどうするの?怖くなってしまったの?エルフ国で住むの?どうするの?」


「ネオ君の元へ行きます」


「なぜ?」


「彼が好きになってしまったから」


「美幸・・・」

ユハは敢えて、偽名のスリーの名前を使わずに、より三原の心に届くようにと願い彼女の本名を口に出した。


「前の私の話を覚えている?恋に溺れて崩壊した私のグループの話。盲目的な恋は自分も周囲も全て破壊するわ。破滅よ。ゼロじゃないのよ。膨大な損失よ。人生を台無しにするのよ。それもこれも自分勝手な行動のせい。周囲から応援されない恋は絶対にすべきじゃないわ。考え直して」


「いえ、私は冷静よ。恋に溺れてもいないわ。盲目なつもりもない。あの時、転移先の三層でネオ君には本当に助けられたわ。命を救ってもらったの。


だから、ネオ君とスカーレットさん、そして私のパーティならうまくやっていけると思うの」


「無理よ!それにどういう意味?『うまくやっていける』って?何を『うまくやっていける』の?」


「もちろんダンジョンアタックよ」


「ふざけないで!この勇者パーティにネオたちを含めてでの戦力でやっと7層なのよ。ウィングもライトもツリーもストーンもスカイもいないパーティで、どうやってそれ以上進めるというの?あなた達3人で潜るの?今、このパーティがうまく行っているから自分の力を過剰評価しているだけよ。奈落の底を甘く見ないで。死ぬわよ。それにネオとスカーレットは私が雇っているのよ。あなたが何かをする権限はないわ!」


「甘くも見ていないし過剰評価もしていないわ。ユハさんも知っているでしょ?ネオ君とスカーレットさんの実力を。彼らの索敵スキルは俊逸よ。私とネオ君が三層に飛ばされ、二層を突破できたのもネオ君のおかげ。勇者パーティの大所帯で探索するより効率的だったわ」


「じゃあ、あなたは勇者パーティとは一緒に行かないで、3人で潜るの?」


「そのつもりよ。誤解しないでほしいのは何もユハさんやヒト族国と敵対するとは、私は一言も言っていないわ。魔族殲滅の為に私も聖女として戦い続けるわ。今回の『魔鉱石』探索はあなた達とやるより、ネオ君たちと一緒にやる方が効率的だと思うの。もちろん私情が影響しているのは否定しないわ」


「勇者パーティでの支給品はどうするの?転移魔法陣は探索では必須よ。個人で簡単に買える代物ではないのよ。市場では魔法陣一枚金貨100枚はするのよ。分かる?」


「えぇ、だいたい」


とスリーは頭の中でだいたいの硬貨の価値を思い浮かべた。


銅貨1枚:10円

銀貨1枚:1000円

金貨1枚:1万円

白金貨1枚:100万円


つまり転移魔法陣の市場価格はだいたい100万円。そこまでの金額とは知らなかったが、王国が転移魔法陣絵師を囲っているとの話は聞いたことがあるので、まさかそれほどとは、今更ながら驚いた。


「今は個人でダンジョン探索ができる時代では無いのよ。冒険者たちもそれぞれの貴族の支援があって探索を行っているわ。誰かのバックアップがないとあなた達が使っていたような転移魔法陣の使い方はできないのよ。死にそうになったらダンジョン入口へ転移。転移草を踏んで危ない場所に飛ばされてもダンジョン入口へ転移。何かあればダンジョン入口へ転移。また、宿舎のお金は?食事代は?服装は?いまあなたが付けているアミュレットは?ネオ君たちのバックアップで探索の効率は上がるか知らないけど、死亡確率は格段に上がるわ。それにここでの生活もできなくなる。今あなたが享受している全てのサービスや物が、誰をもが持っていると勘違いしちゃだめよ」


「ユハさん、あなたは私の事を思って言ってくれていると思う。私の身を案じて。そして、多くの人たちの支えのおかげで、今の私がここに来ているのも分かっているわ。けども私には私の人生があるの。その一度きりの人生は、やはり自分が好きな人と一緒にいたいの」


「じゃあ、ネオ君もスカーレットさんも勇者パーティに入ってもらったらいいじゃない。あなたが抜ける意味が無いわ」


「だから効率性の話を私はしているのよ」


「いいえ、どう考えても私には恋のために盲目になった女の、哀れな自殺願望にしか聞こえないわ。頭がお花畑よ。自分とネオとの世界だけに閉じこもって生きていこうなんて愚かよ。もっと現実を見なさい。


大丈夫。この話は聞かなかったことにしておいてあげるから、今夜は自分の部屋に戻りなさい。今はネオに熱を上げているだけで少し時間が経てば冷静になるわ。一旦この話は後日にしない?後でゆっくり話し合いましょう」


「いえ、ここで話は終わり。もう行くわ」


「待って。あなたは、もうあなた一人の体じゃないのよ」


「その言い回し、まるで私に子供がいるみたいね」


「茶化さないで。子供というのは違うけど、それに近いものはでしょ。あなたに期待している人たちが多くいるじゃない。聖女としてあなたは国中を回ったわ。スラム街も回ったでしょ。何の為?それはその人たちを救う為でしょ?そして、あなたに救われた人たちが多くいるのは事実よ。またファーダムとしてもあなたに膨大な資金、時間、人的支援を費やしたわ。それはあなたが将来多くの貢献をする人になると期待したからよ。その人々の願い、王国の期待を裏切るのは身勝手じゃないかしら」


「身勝手・・・?」


「私は少なくともそう思うわ」


「ユハさん・・・その言葉は言い過ぎよ。身勝手というなら、そもそも王国が私たちを召喚したことが身勝手よ!ふざけないで!私が自分たちを救うという期待を、あなたたちが勝手にかけているだけでしょ!私が多くの貢献をするという期待を、あなたたち王国が勝手にかけているだけでしょ!そんな勝手な期待で、私の人生を縛るのは方が、よっぽど身勝手よ!あなたたちのせいで、私たち生徒35名、教員1名の人生はめちゃくちゃになっているのよ!」


「それは悪いと思っているわ。けども最終的に納得してくれたのはあなたたちでしょ?」


「ユハさん、それ本気で言っているの?召喚された時点で、私たちにはこの生き方しかもう残されていなかったのよ。だからこうして生き残るために頑張っているんじゃない。ウィングは転移の間で最初に言ったわ『同じヒト達が苦しんでいる。だから助けよう』って。その意見にも共感するところはあったけど、そんなことより、そうしなければ、この世界で生き残ることはできなかったのよ!あなたたちのせいで!」


はぁはぁはぁと肩で息をしながら、スリーは一息ついて話を続けた。


「あなたの国王は言ったわ、『私たちの生き方は私たちで決める権利がある。けどもできればこの世界を救ってほしい』と。私たちが王国を救うかどうかは、元々私たちの決断にゆだねられている事なのよ!今更私の生き方に対して口を出さないで!」


「美幸・・・私はただ・・・」


「もう終わり。これだけは言っておくけど、こうは言っているけど私はヒト族の未来を憂う一人よ。『魔鉱石』も手に入れられたら魔族殲滅の為に使うわ。同じ方向性を向いているのだから、お互いウィンウィンのはずよ。じゃあ、さようなら」


(まずいわね。制御のできない勇者の力は、長期的に見れば厄災にしかならないわ。ここで三原を殺して彼女の体内の魔鉱石を奪ってしまって、別の勇者の召喚に使った方がいいじゃないかしら。三原の魔鉱石もかなり成熟しているでしょうから。三原は用済み・・・。いや、その後の処理が面倒だ。他の勇者パーティになんて説明したらいいの。三原がパーティを脱退しようとしたから殺してしまった、では逆に勇者パーティメンバーから強烈な反発と不信感を与えることになるわ。どうしたらいいの・・・)


ユハは頭の中で次善策を必死で考えながら三原の背中を見届けていると、2階の客室に繋がるロビーの階段の方から複数の足音が聞こえてきた。


「あぁ~、うるさいな~。なんだこんな夜更けに。ケンカか?」と眠気眼でウィングが階段を下りてきた。


その後ろにはライトやアスク、ツリー、ストーンが部屋から出て一階ロビーへと降りてきた。パッと見てスカイだけがいなかった。まだ寝ているのだろうか?


「ごめんなさい。大声を出してみんなを起こして」


三原は申し訳ない気持ちで皆に深く謝罪した。


「どうしたスリー?ユハとケンカか?」とライトはアスクの肩に腕をしな垂れかかり、欠伸をしながら聞いた。


「みんな聞いて。スリーがこのパーティを離脱したいって言っているの。ネオとスカーレットのパーティに入りたいって。その理由がネオが好きになったからだというの」


「はーーーーーーー!!!!!?????」


ウィングは絶叫して目を見開いた。眠気が一気に醒めた。ウィングの絶叫は宿舎中に響きパーティメンバーも耳を閉じようと思ったが、それよりも話の衝撃を強すぎて言葉を正確に処理しきれずに茫然とした。


「う、嘘よね?」アスクはあまりの話の急展開に付いていけず、愕然としながら言葉を発した。


「もうちょっと落ち着いてから話したかったけど、まぁだいたいそんな感じかな」


ウィングは全く話の展開に理解が追い付かず、自分の心の内を吐き出した。

「待て待て待て待て待て待てーーーーーーー!!!!おかしいだろ?!なんでそうなるんだ!?おかしい!おかしい!おかしい!おかしい!おかしい!おかしい!おかしい!スリーはこのパーティで一緒に頑張っていくって言ったじゃないか?!それはどうなったんだ!!??」


「私は私の生き方をしたいの。けどもみんなとは袂を分かつつもりはないわ。これからも一緒に魔族への戦いはしていくつもりよ。ただ私はネオ君とスカーレットさんのパーティメンバーとして頑張っていく、というだけの話」


ウィングはスリーの一言一言の意味が全く間違っているかとしか判断できず錯乱した。

「違う!違う!違う!違う!違う!違う!違う!ちがーーーーーーーーーーーーーーう!そんな生き方は間違っている!俺は勇者でスリーは聖女だ!俺たちは一緒にいてしかるべきなんだろ?ネオとスカーレットのところに行けば、勇者と聖女は一緒にならないじゃないか!?」


ユハはウィングの錯乱した言葉を聞きながら心の中で毒づいた。

(その通りなんだよ。お前は勇者で三原は聖女。ぴったりのカップルじゃないか!お前はしっかりと三原を凋落して王国に縛り付けるのが役目だろうに。だから顔面偏差値の高いお前を三原に宛がってやったんだ。しかしお前の中身はゴミだな。この3年間、お前は何をやっていたんだ、クソ勇者が!)


「ウィング、またゆっくりと話をしましょう。今は遅いしこんな夜更けにみんなを起こしてしまって本当にごめんなさい。近いうちにみんなともう一度コンタクトを取りに来るかしばらく待っててね」


「待って!もう少し話をしましょう!」


とユハはできるだけこの場に三原を留めて、何とか心変わりを画策しようとしたが・・・。


「もういいんじゃない、行かせてあげても」


この場にそぐわないような、明るいトーンの声がロビーに響いた。


皆がそちらを振り向くと、そこにはスカイがロビーの暗くなっている所の椅子に座っているのが見えた。


「いいじゃん。自分の好きなように生きればいいんだし」


「スカイ、適当なことは言わないで。スリーの話は高度に政治的な話なのよ。個人の感情で簡単に決められることでは無いわ」とユハはスカイを窘めるように言った。


「と言うか、スリーが行くなら私も行こうかな~。そっちの方が楽しそうだし」


「「「「「は???」」」」」


これには三原も含めて、その場の全員が一堂に意味不明との反応を示した。


三原は慌ててスカイに翻意を促した。

「だ、ダメよ。これは私の我儘で行っている事なんだから、スカイまでも巻き込まれるべきじゃないわ。あなたはここに残って」


「あれー、さっきと言っていることが違うよ。スリーは自分の生きたい人生を歩めばいいって言っていたよね?どうしてそれはスリーには当てはまるけど、私には当てはまらないの?」


「そ・・・それは・・・」


ユハは怒髪天を突く勢いで叫んだ。

「スカイ!!!いい加減にしなさい!スリーだけでもややこしいのに、あなたが混ざると話がゴチャゴチャになるじゃない!変な事を言うのは止めなさい!」


「そうだ!!!!スカイ!!!!何をバカなこと言っている!!お前はこのパーティに必要な人間だぞ!!!どうしてお前まで抜ける、ということになる!!!」


と、今まで黙っていたライトが激昂したように叫んだ。


アスクは妙な違和感をライトの言葉に感じて、そっとライトを盗み見た。

「なんでスカイが抜けることだけには、それだけ反応するの?スリーの時はなかったのに」


アスクからの突然の横やりにライトは憮然と答えた。

「あ、当たり前だ。仲間がいなくなるんだぞ。戦力ダウンは大きな痛手だ。そう思わないか、アスク」


アスクは何か分からない引っ掛かりを心の中に感じ押し黙ることにした。


「そ、そうよ!戦力が大幅に減退すれば、ダンジョン探索に大きな支障がでるのよ。だから一旦、二人は落ち着いて明日話しましょう」


とユハは場を取りなすように話をまとめにかかった。


その時、心を打つ歌声が聞こえてきた。


星が輝く夜空に

静かな風が吹いて

心が穏やかになる

この瞬間を感じて

落ち着いて 心の中

平和な場所を見つけよう

悲しみや不安 遠ざけて

笑顔を取り戻そう


この歌が君の心に届けば

落ち着きと平穏が訪れる

一緒に歩もう 未来への道

幸せを見つけよう


一階ロビーにいるメンバー全員が今までの感情の高まりが何だったのかと思うぐらい心が落ち着いていくのを感じる。そして、何を今まで争っていたのか思い出せず、全員が部屋に戻っていくのだった。


スリーとスカイ以外は。


スリーは突然歌い出したスカイに仰天し、また皆が催眠術にでもかかったかのように一斉に客室に帰っていく姿に驚愕した。

「い・・・今のは?」


「今のはね~、人を落ち着かせる歌だよ。よくケンカをしている人達を止める為にやっているんだ。凄いでしょ、へへへへ」


「す、凄いわね。け、けども、私には効いていないのかな??」


「この場の私とスリー以外の全員に指向性を持たせて歌ったから、効いたのは私とスリー以外だよ。ちなみにこの周辺一帯に歌声を貫通させたから、この一連の喧騒で目が醒めた人たちも宿舎内にいたら、今の騒ぎを忘れてぐっすり寝ていると思うよ」


「そ、そうなのね。スカイ、本当にあなたのスキルは凄いのね・・・」


「まぁね。それで、さっきの話だけど。ネオ君は元橋君だよね?」


「!!!!????」

スリーはあまりの唐突な言葉に一瞬心臓が止まったかと思った。


「まぁその表情なら正解だったのかな。まぁ、スリーがこれほど執着する相手と言ったら、元橋君しかいないからね。いくら助けてもらったからと言って、知って間もないネオ君の事が好きになる、というのは無理があるじゃないかな~」


「スカイは変なところで勘がいいよね」


「まぁね~。実はスリーが還ってきてからのネオ君を見る視線が今までにないぐらい熱いものだったから、『まさかな~』ぐらいしか思っていなかったけど、部屋の中でゴソゴソしている音を聞くと、『何かが起こる予感』と思って、ちょっと一階ロビーのところで身を潜めていたんだ。途中でうとうとしちゃっていたけど、ユハさんが声をかけた辺りで起きたよ。話は全部聞いたけど、『好きになった』との件で、50%ぐらいの疑惑が90%ぐらいの確信になったかな」


「それは・・・わかったけど・・・どうしてスカイも一緒に行きたいの?」


「それは単純だよ。私も元橋君が好きだからだよ」

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