第118話 他の場所へ移動
真田さんにセーフティーゾーンへ連れて行って貰って、美味しい食事を食べて広い温泉に浸かって、個室に入りフカフカのベッドで寝た。
個室には日本で発売された2024年4月24日までの全てのゲームや書籍、映像作品、音楽が見られるパソコンみたいなのが机の上に設置されていた。
俺は通販スキルで携帯ゲームしか出して遊べなかったけど、この施設のゲームは最新のゲームがオンラインも使えて遊べるみたいだった。
オンラインはダンジョン内だけの限定ではあった、それでも何十年前のゲームから最新のゲームまで全て遊べるなんて最高だと思った。
書籍も漫画から小説、専門書等が何でも入ってるみたいだ。
地球の海外書籍まで揃っていた。
机の中にタブレットみたいなのも入っていて、ベッドに寝転んでアニメを見たりも出来た。
俺の理想のスローライフが、此処にはあるじゃないか。
歳を取るのか分からないけど、今までの異世界に比べたら最高の環境だと思う。
この建物には個室数が100しか無いので、それ以上の人が集まったら他の建物に移動しないと窮屈にはなるそうだ。
このダンジョンはかなり広くセーフティーゾーンは、真田さんが確認してるだけでも100箇所以上あるらしい。
何千人という人がダンジョン内で生活してる。
俺はこんな良い所なんて無いだろうと思って真田さんに、
『最高の場所じゃ無いですか!死ぬまで居ても飽きませんよ』
ウキウキして話したら真田さんは
「佐藤さんは、此処が気に入った人になったか」
真田さんは寂しそうな顔をして、「俺は明日の朝には移動する」と告げてきた。
俺が住み続けたいなら、「この場所に住み続けていいと思う」と言ってくれた。
それと「このダンジョンだけで使えるSNSが有るので、IDとパスワードを設定して登録しておいて」と言われた。
これでセーフティーゾーンに入ったら、いつでも皆んなと連絡が取れるらしい。
俺は急いで登録して、名前を佐藤アイスにした。
エデンの園と言われるSNSで山崎煎餅という名前を検索した。
検索しても居なかったので、今度はセンベーで検索した。
居た!山崎センベーという名前の人が居た。
センベーさんに『アイスだけど転移ゲートに入ったよ、センベーさん今どこにいる?』とコメントを残した。
15分ぐらいしたらセンベーさんから返事があった。
センベーさん
【アイスさん!!!また会えると思わなかった嬉しいよ!僕は今、湖の側にあるセーフティーゾーンに居るよ】
【アイスさんはどこのセーフティーゾーンに居るの?】
俺は遺跡近くの森に入ったセーフティーゾーンに居ると告げたら、センベーさんは【そっちに移動する】と言ってきた。
ここの移動は危険らしいから、『俺の方がそっちに行く』と伝えた。
真田さんには、『友達が湖の側のセーフティーゾーンに居るから移動する』と伝えた。
真田さん
「良かったな、俺もそこまでは一緒に行くよ、朝出発したら次の日に、いや佐藤さんの足だと3日を見ておこう」
カレンはセンベーさんと一緒に居るのかな。
聞いてないけど、どっちでもいいや。
次の日の明け方に、俺と真田さんは湖の側にあるセーフティーゾーンを目指して走った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます