第40話 目指す場所
倫理観がバグってる。
秘密にするしないじゃない異世界人には絶対バレちゃいけないでしょ。
奴隷やスラムに居る人達を殺すのはバレにくいだけで、その人達に何の罪があるんだよ。
逆に考えて地球に異世界の人が来て人間を殺してるのは強くなる為です、と言われたら恐怖しかないでしょ。
九鬼さん達は正当化してるけど、やってる事は滅茶苦茶ヤバい。
数年か?10年以上も内緒になんて無理だよ、いつかバレるよね、異世界人にバレたら地球人を助けてくれる異世界の人なんて居ないよ。
ジャガイモ村でも殺してたのか、
五十嵐村長は知ってたのかな、
魔力を上げる必要が無い俺が殺しをしてる人達を説得できるだろうか、
転移させてくれた神か女神か、感謝してたけど、
せめて魔物を倒したらレベルが上がるようにして欲しかったよ。
地球人が、地球人や異世界人を殺すしか魔力を上げられないのは、異世界人を経験値としか思えない人が出てくるの分かるだろ!神様さぁ!どうすんの!
俺は考えながら興奮してる自分に戸惑っていた。
憧れてた異世界だけど今のままなら転移して来た人達が科学技術で異世界人を圧倒して、一部の人達は地球人だろうが、異世界人だろうが魔力の上限まで殺し続ける世界になるかも。
ジャガイモ村で俺に、沢山殺してきたんだろう?
と言ってた人は自分も沢山殺してるから、お前もそうだろうと言う意味だったんだな。
俺が否定した時に驚いてた理由が分かったよ。
九鬼さんと、もう1人の人は俺をずっと凝視してる。
九鬼さん
「佐藤さんが戸惑うのも分かります俺も最初はそうでした」
いやいや九鬼さん、そんなセリフを言うなんて、もう戸惑ってないという事じゃないか。
九鬼さんは俺が否定したり非難したり他の人に打ち明けると言えば、多分ここで俺を殺すつもりだろうな。
流石に数ヶ月も一緒に暮らしてたら、この場に居る2人の行動が分かるよ。
でも俺が適当な嘘をここで吐いても、嘘とバレるか危険だと思われて殺されそうだ。
殺気なんて分かる訳ないと思ってた。
いざ目の前に殺気を出してる人が居ると分かるもんなんだな。
どうしよう、九鬼さん達は俺に何て言って欲しいんだ。
隠したいなら見せる必要無い、ここを見せたのは俺に何をさせたいんだ。
殺意のある目をしてる2人に何て答えたらいいんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます