第7話 魔物との遭遇

2人と一緒に東に向かって歩き続けて1週間が経った。

ちょっと仲良くなって俺はアイス、煎餅さんはセンベー、萬寿さんはマンジュウと渾名で呼び合ってる。

煎餅さん

「歩き続けても何にも無いけどアイスさんのスキルで2人と行動してた時より快適ですよ」

萬寿さん

「本当だねアイスさん居なかったら死んでた(笑)、スキルを使えるようになって楽しいし、3人とも地球に未練がない人間というのも何か偶然じゃない気がする」


3人で行動するなんてストレスになるかと思ったけど、

同じような境遇の3人で楽しんでる。

『俺もセンベーさんマンジュウさん2人に会えて良かったです』


ぶっちゃけ3人とも対して知識や技術がある訳じゃないので、

困る事も多いけど、この1週間は食事を色々と作ったり、夜には皆んなでアニメ鑑賞したり携帯ゲームをして楽しめてる。


通販魔法が無かったら地獄のようなサバイバルだったろうけど、

無限に買える通販があると全然難易度が違う。


ここ最近は川を見つけたので川に沿って歩き続けてる

センベーさんの索敵スキルは初め周囲10メートルぐらいだったのが、今は30メートルは索敵出来てる。

小さいウサギに角が付いてる動物?魔物?を見つけたのもセンベーさんのお陰だ。

ただ索敵すると魔力を使うみたいで一度索敵した後は5分ぐらい疲れて使えない。


萬寿なので、まんじゅさんが正しいけど、まんじゅうさんと呼んでる。

マンジュウさんは筋力強化で3分間、見た目に反した怪力を使える。

俺の生成した長さ3メートル程のオリハルコン棒を難なく振り上げて小さい角ウサギが突進して来たのを一撃で倒してしまった。

徐々に筋力が落ちてきて3分で元の筋力に落ちると1時間は強化出来ないみたいだ。


センベーさん

「地球じゃ見た事ない動物ですよ!異世界物なら必ず出てくる一角ウサギ!」


マンジュウさん

「倒し続けたらレベル上がるのかな?体内に魔石とかあるのかな?」


『解体とか怖いけどやるしかないですよね』


オッサン3人で怖がりながら、

ナイフを使い一角ウサギを解体していく誰も解体をやった事ないので、

通販魔法で本を買い、読みながらの解体をする。


2時間も解体に時間を掛けたけど、何とか解体出来た

センベーさん

「体内に魔石みたいなビー玉ありましたねー」


『多分ですが魔石ですよね』


マンジュウさん

「町に付いたら冒険者ギルドで売ろう!」


最後には皆んなワクワクして異世界で初めての動物を殺した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る