第8話 また地球人と遭遇

異世界に転移してから一カ月が経った。

俺たち3人は仲良くなり俺もスキル全てを2人に打ち明けていた。

鑑定情報改竄でスキルを多分、見えなくしてると話したら。


センベーさん

「異世界人と遭遇した時はスキル無しと判断されて追放されますね(笑)」とニヤニヤ言われた。


『国王から追放されたら冒険者になりますよ(笑)』と返した。


川沿いを東に歩き続けて町を見つけたが、俺たちが望む異世界の町では無く。

転移してきた地球人が町を作っていた、いや規模的に村に着いた。

入る前は建物の雰囲気から異世界村と勘違いし続けた。


遠くから見た時は町の周りをぐるっと高さ1.5メートルぐらいの柵で囲ってあり、

木で造られた掘っ立て小屋が20以上も建っていて、

二階建てぐらいの高さがある、教会みたいなのも1つ建っていた。


センベーさん

「いよいよ異世界人との接触イベントですよ」


マンジュウさん

「みんな服装は異世界っぽくしてますがリュックの中身はまだ地球物なので、勿体無いが打ち合わせ通り、ここで異世界に合わない地球の物は処分しようかね」


『ですね換金できそうな塩と胡椒を麻袋に入れて、見た目は中世っぽい水袋やらに色々と変えてと


打ち合わせで3人は遠くから行商をしてる商人で、

スキルは無し、索敵、筋力強化

武器はナタと石を投げる投石紐

換金する物は塩、胡椒、少しの貴金属

その他に色々な場合を想定して話し合って決めた通りに用意した。


身分証とか無くて入れない場合は交渉するが無理に入るのは止めようと決めていた。


よし!気合いを入れて町に近付いて行く、

町の入口そうな木で造られた門に近づくと隣に設置してある櫓から、

木の板を張り合わせた鎧を着た門番が大声で話しかけてきた。


「※※※※※!」


何を言ってるんだ?

あれ言語が通じない?と思った次に、


「もしかして日本人か?」


!!!俺たちは3人ともお互いに顔を見て、ここは転移してきた日本人の村だと思った。


『はい多分、異世界に転移してきた日本人3人です』


この可能性もあったから直ぐに返事をした。


門番

「3人でよく生き残れたな、門を開ける入ってきな」


門まで近付いたら顔を真っ黒に日焼けした若い日本人がちょっと値踏みする目つきで入れてくれた。

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