第4話 探索して出会う

朝食を済ませて探索に出ようと思ったけども、

オリハルコン合金は消せるが通販スキルで出した物は消せないな。

アイテムボックスも空間魔法も無いので持って歩けない。


火魔法の火炎放射器みたいな魔法で燃やせる物は燃やした。

一部の燃やせなかった物は土を多少被せて置いていく。

異世界人が見つけたら、キャンプ用品は良いけどポータブルDVDとか怪しい魔道具だよね。


全部を燃やしてからリュックに背負っていける物は持てば良かったなと思った。

でも見つかったら何と言えばいいか分からん物を持てない。


異世界人いるよね?草原に動物1匹、空に鳥1羽も見かけてないけど生き物いるよね?

ちょっと探したら虫は雑草に隠れて居た!

異世界人や動物は探索して世界を見て探すしかない。


という感じで2日目は方位磁石の東をずっと真っ直ぐに歩いたが何も見つけられなかった。

3日目は寝袋やらポータブルDVDやら持ち歩ける幾つかの物をリュックに背負って歩くことにした。

全部で7キロぐらいになって重いのは重いけど、これから異世界を歩くのに体力を付けないといけない。

という思いもあって持ち歩く事にした。

食料を持ち運ばないで済むだけ楽です。

ネット通販では車やバイクは買えなかった。

銃火器等の戦力になりそうな物も買えなかった。

クロスボウぐらいは有るかなと思ったが無かった。


電動マウンテンバイクはあったけど異世界人と遭遇した時に説明するのが難しそうなので乗るのは止めた。

リュックも昔の人が背負ってても大丈夫そうなデザインの古い物を選んでいる。

中に入ってるポータブルDVDとバッテリーやらDVDやら色々な先進的なのは汚い袋に入れて誤魔化そうと思う。


服装も中世のきこりが着てそうな服(イメージ)にして焦げ茶色を選び、ちょっと土をつけてアレンジした。

靴だけはトレッキングシューズの値段の高い焦げ茶色を選んだ。


3日間ずっと東を歩いてたら少し丘陵な場所や背の高い木も疎らに見かけるようになってきた。

それに空で鳥が羽ばたいてるのを見た。

カラスぐらいの大きさで襲ってくる魔物とは思わなかったけど、

動物がいるのが分かって嬉しくなった。


時計で午後4時になったので日が落ちる前に家を作る作業に入った。

時間は正確にまだ分からないけど地球と同じぐらい1日は24時間かもしれない。


今日で4日目なのでオリハルコン合金の生成はコツを掴んできて、

厚さ20センチの5平方メートル直方体の家を作れるようになった。

幾らでも大きく出来そうだけど小さい1人寝られるぐらいの部屋が落ち着くからこれぐらいにした。

オリハルコン合金は多分相当に硬くて強い。


火炎放射器魔法を5分使った時も溶ける様子も中が熱くなる感じも無かった。

オリハルコン合金を棒状にして武器にしようと思ったけど重すぎて俺には振り回せそうに無かったので止めた。


家を作ったら上部に小さい換気穴を4ヶ所ほど開けて、

眠くなるまで映画や音楽を見て聴いて寝た。



「すいません!中に誰か居ませんか?」

「すいません!私達は遭難していて助けて下さい!」

夜の9時ぐらいにドンドンと誰かが家を叩いた。

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