P.31


 ( 薄気味悪ぃトコだな…………


   く、暗ぇし…………

   蜘蛛の巣だらけだし………


   ……………ったくぅ、


   誰が利用すんだよっっっ、

   こんなトコっ……………


   ……………って、


   そういえば……………

   アイツ(1日先の俺)………

   言ってたな……………


   変なじぃさんに会う………って。


   だけど……………


   人らしき姿は、どこにも…… )



    そんな事を思いながら………

   一歩一歩進んで行くと………



 〈      ドンッ…      〉



 「「     痛ぇっ…      」」



    僕は “何か” に、躓いた。



 「「 んぁ…? …………なんだよ、


   …………粗大ゴミかよ!!


   痛ってぇな、

   誰がこんなトコに置い……… 」」



    ……………と、

   次の瞬間………………



 〈     グヮサッ…     〉



 「「 ぬ”ぅ”お”ーーーーーっ…!!!


   そ、粗大ゴミがっっっ………

   動いたぁぁぁーーーっ!! 」」



    僕が躓いた…………

   “大きな黒い塊” が、突然………

   動きだしたのである。


    そして………………

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