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【 うぉい、おぬし…………… 】
“大きな黒い塊” が………
いきなり喋り掛けてきた。
「「 う、うはぁっ…!!!
あ、あんたは、もしやっ………
アイツ(1日先の俺)が………
い、言ってたっ………
ジ、ジジィっ…!!? 」」
【 ……………フッ、
粗大ゴミ……… そして………
ジジィ…………………か。
一度失敗しているにも関わらず…
おぬし……………
相変わらず…………
失敬な事を言うのぉ~……… 】
「「 いやいやいやっ、
普通、こんなトコにっ………
人間がうずくまってるなんて、
思わねぇーーーだろっ!!
………………っ!!?
へ? じ、じぃさん、今………
一度失敗しているにも関わらず…
……………って、
そ、そう言ったよな…!!?
ど、ど、どういう事だよ…!?
俺がここ(地下横断歩道)に…
来る事っっっ…………
し、知ってたのか…!!? 」」
【 ………………いいや、
知っていた訳ではない………
“来るやもしらん” …………
そう思ってはいたが………… 】
「「 …………となると、
じぃさんにとって、俺は………
“2度目の再会” …………
という事になるのか…!? 」」
【 ……………うむ。
そういう事じゃ…………。
おぬし………………
“もう一人の自分” に…………
………出会わなかったか?? 】
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