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 { ………………、

   田宮(卓造の上司)がなぁ……


   お前の “素行の悪さ” の事で…

   いつも俺に…………

   グチをこぼしていたんだ…… }



 「「 た、田宮さんが…………… 」」



 { どうしたら、お前が…………


   すんなりとアドバイスを……

   聞き入れてくれるのか……とな。


   上司として………

   その事がいちばんの………


   “悩みのタネ” だったらしい……。


   ……………アイツ(田宮)は、


   グチを吐いても…………

   その後に必ず…………


   更生させるから…………

   “クビ” にはさせないでくれ……


   そう言っていたんだ……… }



 「「 はっ…! ま、まさかっ…… 」」



 { 今回は仕方がない…………

   今回も仕方がない……………


   …………………、


   お前が………………

   ここ(社長室)へ来る度に………


   そうやって許してきたのは………


   『田宮の思い』 がっ…………

   …………あったからだっ!!



   ………………だがな、羽場、



   さすがに、俺は、もう…………

   堪忍袋の緒が………切れたんだ。



   “13回目” ……………



   それが、お前の……………

   『処刑日』 …………と、


   そう決めていた……………… }



 「「 ………………へっ!!


   しゃ、社長っっっ…!!!


   それは、つ、つまりっ…… 」」



 { ……………あぁっ、


   お前は、今日をもって…………


   “クビ” ………だっ!!! }



 「「 ガーーーーーーーン…………


   ………………………


   ウ、ウソだろ…………… 」」



    アイツ(1日前の俺)が……

   言っていた通り僕は、本当に……


   “クビ” になってしまった……。 

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