P.24


    翌日……………。


   会社に出勤して早々………

   僕は “社長室” に呼び出された。


   そして………………



 { ……………羽場、

   お前、ここに呼び出されるの……


   ……………何回目だ?? }



 「「 へ? ………あっ、えっと、


   何回………だ、だったかな? 」」



 { ………………13回だ。 }



 「「 う”、う”ぇっ…!!?

   そ、そんなにですかっ!? 」」



 { そんなにだよぉっ…!!!


   ……………ゴッホン、


   お前………………………


   “十三階段” ……………

   ………って言葉、知ってるか? }



 「「 じゅ、十三階段……………


   ………………くっ、

   わ、分かりません………… 」」



 { ……………フッ、

   だろうなぁ………………。


   ……………昔、

   ある “死刑囚” が…………

   処刑台に連れて行かれた時……


   登った階段の数の事だ……… }



 「「 ………あっ、そーなんスか。 」」



 { そーなんスかじゃねーよっ…!!


   ……………お前、全っ然、

   ピンときてないみたいだな……。


   ……………いいか、

   要するに、お前は、今日………


   “処刑” される……………

   …………っちゅー事だよ!! }



 「「 え”、え”ぇ”ーーーーーっ!!


   な、なんスか、それっっっ……

   い、一体、どーゆー……… 」」


   

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る