『ジラ! 執行ワールド』 第4夜


 ヤー・マ・シーンは、その朝、これから公開死刑を執行する、と告げられた。


 八つ裂きマシーンによる、あたま、両腕、胴体、足の切断処刑だそうだ。


 麻酔をするから、痛くはないとか。


 麻酔をするから、残酷な刑罰には当たらないとか。


 『らーめん食べて、鼻になにかつまって、それで、八つ裂きマシーンによる、切断処刑? 残酷ではないとな?』


 すると、どちらかというと、ヤー・マ・シーンに同情的な看取が答えた。


 『決まりだ。気にするな。最後に、可能な限り希望に沿うから、なにが食べたい?』


 『たいめし。』


 『わかった。たぶん、出来るぞ。待ってろ。ただし、じらタイだがな。』


      

      🚀


 


 

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