第44話 8月10日②…向日葵とふさふさ

セコマ(セイコーマート)で朝食を取り終えると次の目的地へと向かう。


国道337号を進み新篠津方面へ進み農道の合間を縫って走って行く。北海道らしい道が続き快走路ではあるがメイン道路から外れている為、少々ヤエー不足である。


途中で国道12号へと入り美唄方面へと進むと目的地へと到着する。


バイクを少し先の空き地に停めてモニュメント前へ歩いて移動をする。


「はい!ここが国道12号の直線道路日本一の道路です!」


俺が得意げに紹介するが一花が微妙な反応を示す。


「…ただの直線道路じゃん。地味過ぎ。」


「絶好の自撮りポイントだよ!一緒に写真撮ろうよ!」


少し残念な顔をする一花と一緒に自撮りをする俺、おっさん時代はモニュメントだけの写真を撮って満足していたが皆で来ると記念写真をどうしても撮りたくなる。


しかもハルの体になってからというもの自撮りが楽しくてしょうがない…。


撮影が終わると長居は無用と直ぐにバイクへと戻り再び出発をする。


正直な所、国道12号を走るライダーは少ない。走ると分かるのだが街中を走るのと変わりが無く決して景観が良い訳ではないのだ。


だがこの道路の成り立ちこそが北海道を繁栄させた礎でもある。


別名『囚人道路』北海道の開拓時代に囚人達によって作られた道路なのだ。現在の刑務所の囚人と比べ当時は劣悪、過酷な環境で作業が行われて死者も出ている。


俺はここを走る度に思うのだ、現代では社会人と囚人の仕事環境が正反対であると…しかし命を掛けて作られた道路だからこそ俺達がツーリング楽しめている事を忘れてはならない。



国道12号を滝川方面へ走行中─


「…という歴史があってね。」


「ハルってば本当に女の子らしくないね!学校の先生と話してるみたい。」


「ハルちゃん詳しいですね…俺は凄い勉強になりましたよ。」


滝川方面へ29.2kmの直線道路をバイクで走りながら歴史雑談をしてやるが一花には評判が悪い。その代わりに鳥居には感心される、男なら分かるよなこの話の良さが。


理解者を得て嬉しい俺だが次の目的地こそが一花も絶対喜ぶ場所だと自信を持っている。


雑談をしながら直線道路も終わりを迎え途中の道道279号へ入り雨竜町で国道275号を北上する。途中でセコマに寄り休憩をしつつ移動をする。


北竜町に入るとバイクや車の数も増えてくる、もちろん丁寧にヤエーをしつつ途中を左折して広い駐車場へバイクを停める。


「ここならどうだ!北竜町ひまわりの里。」


23ヘクタールの広大な土地に日本最大規模のひまわりが植えられている観光地だ。7月22日から8月20日までひまわりまつりが開催され色々なイベントが行われている。


バイクを停めると眼前に膨大な数のひまわりが迎えてくれる。


「こういうの!こういうのを待ってたんだって!」


「フフフッ、よーし!まずはひまわりで自撮りだ!!」


「おっー!」


気分が良くなった一花と自撮り棒を握った俺と一緒に展望台へと向かう、展望台には看板が設置されていてひまわりを背景に写真撮影が出来る場所があるのだ。


ひまわりまつりなだけあって観光客が多い、ひまわり畑をくのいち姿の俺が歩いているだけで雰囲気に合わない違和感があり、そのためか通り過ぎる度に人の視線を感じる。


「…あのコスプレの子グラビアの結城ハルじゃない?」


「確かに似ているけどひまわりまつりのイベントかな。」


展望台で自撮りしていると周りの観光客がイベントの出演で俺達が居ると勘違いをしている。中にはSNSを使って俺達が北竜ひまわりの里に居る事を拡散する人も居る。


そんなのには気にも留めず自分達のペースでひまわりの里をゆっくりと見て回る俺と一花、そして撮影をする饗庭と遠くから見守る鳥居という体制だ。


「ひまわりが全部綺麗に咲いてるね…圧巻だよ。」


「今が丁度良い見頃なんだ、ひまわりが咲く期間が短いからね。」


ひまわりの里は時期が早くても遅くても全てが満開とはならない分、時期が合えばとてつもない幻想的な景観を作り出す場所でもある。


おっさん1人で来ると家族連れやカップルが多くて精神的に凹む事があるのでスルーする独身ライダーも多々居る。だが一度は行って貰いたい観光スポットだ。


1時間程、じっくりと滞在しひまわり見物を楽しんでいると後ろに少しづつだが大名行列の様に観光客がついて来る。


それはそうだ…どう見てもイベントのゲリラ撮影にしか見えないからである。


「そろそろ…行きますか一花。」


「あーもうちょっと見たかったけど仕方無いね。」


状況を察知した俺と一花は駐車場へと向かって歩いていく。その後ろでは饗庭がついて来る観光客にイベントでは無い事の説明を行っている。


「ハルちゃん一花ちゃん、お疲れ様でした。」


鳥居が自販機で買ったばかりの冷たいお茶を差し出してくれる。


「助さんありがと、ゴクゴクッ…。」


俺と一花は冷たいお茶を受け取り飲み始める、暑い中動き回ったので丁度喉が渇いていた。


「お二方、いつもこんな感じなんで?」


「助さん聞いてよ、ハルってばいつも1人であの人数のサイン会とかやってるんだよ。倒れるまでやりそうだから困ってるんだよね。」


「はははは、何と言うか仕事の為と言いますか…。」


「倒れるまで…ですか、そりゃ凄い。」


鳥居が素直に感心していると饗場が戻ってくる。


「なんとか説明して納得して頂きましたけど、人が増える前に移動した方が良さそうですね。」


地元の人が一生懸命に盛り上げようとしているイベントを勝手にサイン会などの騒動で邪魔は出来ない。やるならやるなりの筋を通さねばならない。


後ろ髪を引かれる思いだが北竜ひまわりの里を後にする。…自撮りは上手く出来たので良しとする。



国道275号を留萌方面へ走行中─


再び国道275号に出ると道なりに進むと国道233号とぶつかる交差点へと出る、そこを左折して留萌方面へと進んでいく。


ここまで来るともう街中に入るまでは信号機が全く無く道路も広くて非常に開放的な走りを楽しめる。反対車線を走るバイクもどんどん増えて行く。


「下道で10分以上も走り続けられるなんて気持ち良いね!」


「道も広いし見通しも良いからつい速度出し過ぎちゃうから注意だよ。」


「分かってるってハル、法定制限速度プラス10km/hまでルールね!」


北海道の道は広くて走りやすいので地元の慣れた人達は結構な速度を出すが彼らは慣れている。


特に動物の飛び出しの多い北海道で交通事情が分かっていない俺達が速度を出し過ぎると悲惨な事故に繋がりやすい。


ちなみにプラス10km/hルールとは法定制限速度プラス10km/h以内であれば誤差範囲で速度違反で捕まる事はほぼ無い。稀に厳しすぎる人に捕まる事もあるが…。


留萌に入ると点々と民家や店舗などが見えてくる。留萌市街に入るとちょうどバイクの燃料も切れてくる。


「ハル-!給油ランプ点いた!」


「オッケー!じゃあホクレンに行くぞー!」


ホクレンとは北海道内のJAが経済事業を担うことを目的とした組織である。そしてガソリンスタンドでは北海道ライダーに向けて期間限定でホクレンフラッグを販売している。


このホクレンフラッグこそ北海道ライダー達の目的の一つとなっている。



ホクレン留萌セルフSS─


「レギュラー現金支払いで…満タンっと。」


俺が液晶画面で軽快に操作をしている横で一花と饗場が液晶画面と睨めっこをしている。


「どうしたの二人とも?」


「…操作方法分かんないんだけど。」


「私も初めてでして…ハルさんご助力願います。」


稀にだがセルフスタンドを使った事が無い人がいる。俺の様なライダーやドライバーは当たり前の知識だが初めての人にとってはミスの許されない作業となる。


「まずは油種を選択して次に量ね、選択が終わったらここにお金を入れると給油が出来るようになるから。」


身振り手振りで説明をすると一花と饗場が同じ操作を行う。


「次に給油ノズルを取る前に静電除去パネルに必ず触れる事ね、給油ノズルも油種を間違えない様に指差し確認。」


「「はーい!」」


車は特に問題は無いがバイクのセルフは大変だ。給油ノズルを離す時にガソリンがタンクに垂れるからだ。揮発性が高いのですぐに乾くが塗装に影響も有り精神的ダメージが大きい。


一花の給油する様子を見ながら的確に助言を送る。


「そうそう、タンクの給油口から2,3cm下まで入れて最後におしっこを切る感じピッピッして給油ノズルを持ち上げる。」


「…えっ?おしっこを切る感じでピッピッ?」


給油ノズルを持ったままの一花は俺のピッピッワードが理解出来ないようである。男なら瞬時に理解できるはずだ…俺も突っ込まれてから気付いて冷や汗が止まらない。


「ねえねえー!ハル!ピッピッってなあに?」


「ソノアトハツリセントレシートデルカラワスレナイヨーニネ。」


「なんで怪しいインド人みたいな感じになってんのよ。ピッピッって何のか教えなさいよ!」


「もう!なんでそこだけ食い付きいいんだよ!」


切れ味鋭い一花のツッコミが入るが俺は一花の握る給油ノズルを上下に軽く振りガソリンの残り液を切ると何も無かった様に振る舞いその場を切り抜ける。


(騒がしいお嬢様方だ…。)


とっくにガソリンを入れ終わり近くで待機している鳥居がこちらを困惑した様子で見ている。


全員の給油が終わるとバイクを端に止めて、ガソリンスタンドの事務所に向かいホクレンフラッグとステッカーを4つ購入する。留萌はブルーエリアだ。


「お待たせホクレンフラッグとステッカーね。」


「へー丁寧に袋に入れられてるんだ。」


「ステッカーが可愛らしいですね。」


「…俺の分もあるんですね。」


3人にフラッグとステッカーを渡すとフラッグについて注意を行う。


「車の饗場さんはいいとしてこのフラッグですが走行中に落としやすいので付ける時は挟むだけでなくテープか紐でちゃんと固定しましょう。」


長く北海道を走っていると道端にボロボロになったフラッグが落ちている事がある。それを見ると無性に悲しくなるので帰りまで旅のお供として大事にしてもらいたいのだ。


「じゃあ給油も終わったしフラッグも買ったし次は聖地に向かうよ。」


「聖地って何の聖地なの?」


「おっさん達の…希望の聖地さ。」


ホクレンのガソリンスタンドを出発して大通りに出る。



国道231号を南方面へ走行中─


留萌を出て国道231号線を南下する。少し道を戻るような感じになるがそれでも行かなければならない聖地がある。勘の良い方はお気付きだろう。


日本海を右手に景観な沿岸路を走る事30分。


おっさんの時には毎年来ていたおっさんの聖地へと到着する。



増毛駅跡地─


2016年12月に廃線となった増毛駅跡地、すでに外には数台のバイクが駐車している。並ぶようにバイクを停めると増毛駅舎へ向かって歩いて行く。


「えっと…ぞ、増毛ぞうもう駅?」


駅舎の入り口に掲げられた駅名をそのまま読む一花。


「そうだよ、ここはおっさん達の聖地、増毛ぞうもう駅だよ!」


「ぶわっはっはっは。ぞうもうなんだ!だからおっさんの聖地なんだね。」


俺が得意げに説明する、おっさん時代に何度も訪れ増毛の祈りを捧げた場所だ。その祈りが届いたのか今はふさふさつやつやのキューティクルヘアーだ。


おっさんじゃなくなったが…。


「ハルさん、一花さん…ここはぞうもうでなく増毛ましけと読みます。」


「饗庭さん…どの道、意味は一緒なんです。読み方は些細な問題です。」


「地元の人に失礼なのでは…。」


饗庭が正しい読み方を教えてくれるがそんな事は大事の前の小事、駅舎の中に入っていつものアレを買う。


「タコザンギ!こっれがうんめえんだ!」


に祈りを捧げた後は駅舎の売店で販売されているタコザンギ、本州風に言えばタコのから揚げだ。これがまた酒のつまみに丁度良いのだ。


「柔らかくて美味しいー。」


「この味はお酒が欲しくなりますね…。」


「でしょー!でしょー!」


おっさんの時は何時も1人でこの美味さで唸っていたが一花と饗庭が共感してくれるのが嬉しい。


そしていつもの様にタコザンギをもう一つ買うと外でたそがれている鳥居の元へと持って行く。


「や、やっぱり来ましたねハルちゃん!今度はそうはいきませんぜ!」


「味あわせてやるよ…助さんのその口でな!」


タコザンギのカップを片手にもう片方の手にタコザンギを刺した爪楊枝を持って構える俺に対して、鳥居が手四つでこちらの動きを読んで警戒している。


「何やってんのあんた達は…。」


「あのハルさん普通にカップを助さんに渡せば…。」


一花と饗庭が俺たちの戦闘やりとりを見て呆れている。だが俺は引かない…鳥居が笑ったところを見ていないからだ。


「助さん…笑顔で食べると約束してくれるなら手を引きましょう。どうですか!」


「なんでそちらが優位っぽい感じなのか謎ですが…わかりやした!人前であーんされるよりマシです!」


俺のあーんはご褒美だろうと思いつつも、鳥居が俺の条件を飲むとタコザンギのカップとタコザンギの刺さった爪楊枝を手渡す。


俺と一花と饗庭が見守る中、鳥居が笑顔を作って食べ始めるのだが…。


「「「ぶっ…ははははははははは!!」」」


鳥居は笑ったことがあまり無いのか顎がしゃくれた様な無理矢理な笑顔で面白い顔になっている。


「はっはっは…ひー、アントニオン猪森だ…アントニオン猪森がいる。」


アントニオン猪森、今は亡き名プロレスラーの名である。顎が特徴的なカリスマ性を持ったプロレスラーだ。そのプロレスラーの顎程では無いが顔がそっくりなのだ。


「くっ…あまり笑ったことが無いのが仇になるなんて…。」


鳥居がタコザンギを食べながら普段笑わない事をしている。…ともかく鳥居の新しい一面が見れて俺達は満足した。


増毛駅周辺で食べ歩きをしながら観光をして回り、途中で今夜の夕飯を買い込んで行く。


こうして時間が過ぎて行き、買い物を済ませた俺達は本日のキャンプ地へと向かって出発をする。



国道231号を北方面へ走行中─


増毛駅跡を出発して来た道を留萌方面へと戻り、道なりに進むと国道231号線の終わりでT字路にぶつかり左折して国道239号線を進む。


左手には日本海が、そして対向車線には多くのバイクがやってくる。国道239号線に入ってからは海岸線の景観が続く為、ライダーの数も増えてくる。


ヤエーをしていくと両手を上げてる人、立ち上がってくる人、腕を首に回しピースする人など様々なヤエーの返事が返ってくる。


少し進むと小平町に入る、本日のキャンプ地の到着である。



小平町望洋台キャンプ場─


北海道と言えば無料のキャンプ場が多い事でも有名だが、今回は有料のキャンプ場を選んだ。理由としてはもちろんお風呂だ。


男だけであれば体拭きシートなどで軽く済ませられるが年頃の娘が3人も居るのだ。それに湯に浸かるというのは疲れの解消にも効果的である。


近くに『小平町総合交流ターミナル ゆったりかん』がありそこに温泉がある。


中央管理棟へ行き手続きを行いバイクは駐車場へ停めて、饗庭の痛車は乗り入れをしておく。


「到着ー!今日はここをキャンプ地とする!!」


キャンプに行ったら大体のおっさんはこう言うはずだ。


「ねーハル、時間早くない?」


時計を見るとまだ14時30分、それを見た一花が疑問に思った様だ。


「キャンプの基本は明るい内の準備が基本、フリーサイトだと場所取りも有利になるからね。」


「そうなんだ。」


「早めに到着すると余裕を持てるのが一番だね。」


俺が説明をするとキャンプ初心者の一花は納得してくれた。そのまま饗庭の車からキャンプ用品を降ろしてテントの設営に入るのだが…。


「あれ?饗庭さんの分のテント入ってないけど…。」


荷物を減らす為に一花と俺は同じテントを使う予定なのだが饗庭の分が入っていない事に気付く。


「え…あの…もちろん私もハルさん達と同じテントで…。」


「マジでかあ…。」


俺の用意したテントは2人用だ。3人になるとぎゅうぎゅうになる事は明らかだ。俺が困ったようにしていると饗庭が擦り寄ってくる。


「…もしかして…ご迷惑でしたか…。」


「ぐっ…。」


饗庭が捨て猫の様な潤んだ瞳でこちらを見ている。女1人を外に放っておく事はさすがに出来ない。


「分かりました…狭いですけど文句は無しですよ。」


「文句なんてとんでもない!感謝してますよ!ウェッヘッヘ…。」


どこかの武器商人の様な笑い方をする饗庭、さっきと打って変わっていやらしい顔をしている、やはり外に放りだしてやろうかと思った。


俺がテントの設営を行うが一花と饗庭は腰掛け椅子に座ってこちらの作業を見ている…力仕事は男…今は女だが少しは手伝って欲しい。


「ハルちゃん、テントの設営手伝いましょうか?」


鳥居が手伝いを申し出てくれる。


鳥居の方の設営が気になりテントの方をみると驚く程綺麗に設営されている。同じ時間に設営を始めたのにだ。ただ素人では無い事が分かる。


「助さん、お手伝いお願いします。」


鳥居にお手伝いをすると手際良く設営を始めるが、俺より遥かに手際が良い。ちょっと悔しい気持ちと頼れて安心する気持ちが天秤にかかり微妙な気持ちだ。


その後も鳥居の活躍により夕食の準備が捗り炊飯や調理、食器の片付け、火の管理、俺達3人が温泉に行ってる間の見張り番などして貰い、滞りなく不自由のないキャンプが過ごせた。


俺一人だったらここまで上手く行かなかっただろう。どうみても鳥居は野営慣れをしている…しかも本格的にだ。女目線で頼れる男は良いなと思ってしまう。


日本海の夕日も沈み辺りが暗くなり、焚き火をしながら明日の予定や今日の出来事の話で盛り上がる。夜の22時くらいになると朝が早い事もあってテントの中に入って就寝しようとする。


「ねえハル…。」


「なんだ?一花。」


「…狭い。」


「我慢してくれ一花…饗庭さん放っておけないから…。」


俺のテントは川の字に一花と饗庭が並んで寝袋に入っている。もちろん2人用なのでおしくらまんじゅうの状態だ。さらに饗庭が少し興奮気味で息が荒い。


「はあはあ…私の事はホッカイロと思って暖を取って下さい。」


「…そんな息が荒くて重いホッカイロは要りません。」


饗庭がさりげなく俺の胸を枕にするが一気に疲れの出た俺はすぐに深い眠りにつく。


上陸1日目は事故も無く無事に終わった。


本日の走行距離226km…概ね予定通りに進んでいる。

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