第2話 転生はまだ先

 ターゲットは首元に吹き矢が刺さっていた。しかもご丁寧に毒が塗ってあった

つまり死んでしまったんだ

だが吹き矢を放ったのは誰だ?放ったと思しき気配はすでにない。


それにタイミングが気になる、あれほどの腕があるなら最初からできたはずだ。

それをしなかったというのはあちら側に何らかの理由でそれまで手出しが出来なかった

                          

もしくは… 何か不都合なことを喋ったから、例えば 《政府の秘密文書》…とか


とりあえず俺はその場を去った。だが「組織」に帰るなり今まで上司だった

者たちとその側近が襲いかかって来た


まぁ、理由はその時点で何となく察しがついたよ。俺が組織にとって不都合な事

を知ってしまったからなんだろう…










そして現在に至っている

よくもまぁ奴らから一年間も逃げられたものだ…


だが…「それも今日で終わり、か。」


すでに俺の体には網がかかり周りからは約100丁もの鉄砲で狙われている…

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明治最後の最強剣客は異世界に転移される @VANNPAIA723

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