第7話 放課後

〜メスガキ天使ちゃんの場合〜


「あ、先生だ」


 どしたの?


「友達を待ってるの。マジ暇ぁ」


 暇だねぇ


「ねぇ先生、付いてきて!」


 どこに行くの?


「適当でいいじゃん!

 ねーねー先生はどんな女性が好み?」


 ええと…包容力のある女性


「えーまじで! ウケるww

 てことはさ? 〇〇ちゃんみたいな感じ?」


 そうかも…


「うわ、絶対に無理!

 先生さ、そういうの良くないよ!」


 ええ…


「わたしは先生よりも恋愛に詳しいんだから、いっぱい相談して! 絶対に先生の彼女作ってやるからね♡」


 二人きりで談話するのでした



〜サキュバス小悪魔ちゃんの場合〜


「先生こんにちは」


 まだ残ってたのか?


「熱帯魚を見てたんです。赤ちゃんが可愛くて」


 水槽を指さして覗き込んだ。


「ちっちゃくて…かわいい」


 しばらく静かになる。


「先生は子供好きですか?」


 肯定する。


「わたしもです。

 ねぇ先生…もし子供がほしいなら、何人ぐらいいてほしいですか?」


 三人くらい


「ふふ…わたしもです。

 大変だと思いますけど、子供たちに囲まれるの、とても幸せだと思います!

 先生とわたしが結婚したなら、夢を叶えられるかもしれませんね♡」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る