妻子アリという名の最強肩書き

 結婚。

 子供の頃は遠い話だと思っていた。

 自分がいつ結婚するかなんて考えてみたこともなかったけど、いつの日かするだろうと。

 ただ、未だに私は運命の人に出会うことができず、独り身の生活を送っている。

 周りの人間が次々と結婚していく中、自分だけ独り身というのは辛いものである。

 世間体というのをあまり気にしたことはないけれど、周りからの視線を感じるのだ。

 お前は世の中の女性に見向きもされず、更には子孫さえも作れなかった劣等種だとね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る