創作関連本で手に入れた知見を書く①
元ネタ
『城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド』
小説の中で言及されていた内容
どんな作品だとしても、最後まで完結させることに意味がある
文章力や構成力はあとからどうにでもなる。
大事なのは、伝えたいと思う気持ちとそこに込められた著者の思い。
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ショートショートの書き方
短い物語で読者に印象を与えるためには、オチを意識して書く
余計な描写を省いて、簡潔に表現する
詰め込みすぎない
テーマを明確にする
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プロのライトノベル作家は——。
原稿用紙30枚〜70枚の短編小説を、遅くても三週間に一本、専業作家ではプロットから始めても二週間で一本書いている。
短編の書き方
短編小説は掌編小説よりもストーリー性を要求されるから、プロットが必要である。
書きたいクライマックスシーンとラストシーンを決めておく
メインキャラクターは三人以内に絞る
描写は抑え気味にして、必要最低限な描写を入れる。その後、余裕があるなら、その他の細かい描写を入れる。
掌編小説と短編小説の作り方の違い——。
掌編小説の場合は、「主人公が〜した」という文章で表現できる。
だが、短編では、「主人公が〜した」というのをシーンで見せる必要がある。
(本文ではもっと難しい表現をしていました。それを私なりに解釈して分かりやすく説明したつもり。それでも、分かりにくい方のために、もっと分かりやすく説明すると……絵本の中で「王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ、おしまい」という文章があるじゃない? で、それが文章だけで表現している感覚で、王子様とお姫様が幸せに暮らす姿を具体的にシーンで見せるのが短編の書き方って感じですね)
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小説を書く上で大切なことは何か?
作品にテーマを作ることである。
この作品の中で読者に訴えかけたいことは何か。
書きたいものが一行に収まるほど明確になっているのか。
要するに、この話を読んだ後に、読者にどう思ってもらいたいのか。
本気で自分がその小説を書きたいと思っているのか?
置きに行く話はマズイ。
思い入れがなく、無難にまとめた話っていうのは絶対に無難以上の出来にはならない。
作家は全員ガチで戦っている。
良い意味で一つのことにこだわりが強い。
だけど、作家としてデビューすることは、第一線で戦う彼等と戦うことになる。
そのためには、彼等に負けないぐらいの強い意思と情熱が必要になる。
(ミステリー好きな作家とミステリーが嫌いな作家が書いたミステリー小説。どっちが優れた小説なのかは判断できないけど、今後も何作も書くとしたら、それはミステリー好きな作家がミステリー小説の方が面白いのは当たり前な話だよね)
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キャラクターに魂があるのか?
自分自身が主人公やヒロインに対して、本気で恋しているのか?
自分の中で魅力的に動かないキャラクターは、読者の中でも魅力的に動くはずがない。
自分がベストを尽くしたと思う文章でも、読者に伝わるのはその半分程度。
つまり、自分が込めようとした思った気持ちの二倍頑張って、ようやく伝えたいことが伝えられる。
それくらいの熱意を持って、作品と向き合うことが大切なのである。
指摘された部分は指摘された以上のクオリティで修正するくらいの勢いでやる。
言われるまま直すのなら作家は要らない。編集者がやればいいんだから。
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テーマを見つける方法は何か?
好きじゃないこと、気の進まないことを書いても、読者には必ずバレてしまう。
自分が好きなこと、一番気持ちいいと思うこと、それを自分が言葉で伝えることだ。
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自分が書きたいものを書くか、読者が求めているものを想定して書くか。
一部の天才は、自分が書きたいものだけを書いて成功することがある。
でも、大半の人間は、書きたいものだけ書いても上手くいかない。
作家になることが目的なら、自分が好きなものを書き続けてもいいけど。
プロとして活動を続けていくのならば、読者のニーズを受け入れることは重要である。
だからこそ、自分が書きたいものと読者が求めているものを両立させた上で書くしかない。
(具体的な方法としては、読者が求めてるものからは外すことなく、自分が書きたいテーマやこれだけは絶対に外せないと思うこだわりを入れること)
(これをもっとわかりやすく解釈すれば、題材選びは「読者が求めているもの」で、テーマは「自分が書きたいもの」というバランスが一番いいのではないかと思います)
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長編小説の書き方
①大まかなストーリーを作る。同時にメインキャラクターも決める。
②最初と最後をどう着地させるかを考える。(これは表現として、最初と最後をどのように変化させるのかが一番適切だと思う)
また一番書きたいシーンを、テーマを決める。
③間に挟むエピソードを考える
④書き始める。書きやすいところから書いていい。
⑤キャラクターに動きに合わせて、ストーリーラインを変更する
⑥第一稿完成
⑦推敲内容を吸収する
⑧繰り返して、完成原稿としては第五稿くらいが目安。
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アイデアの出し方
アイデアを出すにはインプットが重要である。
どんな媒体の娯楽作品でもいいから、沢山の作品に触れて、吸収する。
話の構成を骨組みレベルにまで解体して、分析する。
(この辺のお話は、わかつきひかる先生の書籍でも言及されています。『やっぱり王道がおもしろい カタを使った物語の生み出しカタ』を参考にするといい)
ストーリーを書く上で役立つこと
ロジックをしっかりさせる。
その行為がどうして引き起こされたのか、何が理由になってそのシチュエーションが発生したのか。その流れに論理性があるのかを意識すると、ストーリーの流れにぐっと説得力がある。
(アンジャッシュさんのコントがわかりやすいと思う。小さなズレから生じる変な勘違いが面白いと思うんです。論理性があるから説得力があり、面白いと思うのではないでしょうか?)
結論から逆算して考える。
書きたいシーンやイベントがある場合、そのシチュエーションにどうしたら辿り着くのか、逆算して考える。
結論を導き出すロジックも大切である。
ストーリーがキャラクターを殺さないこと。
最初に自分が考えたストーリー通りに書くと、キャラクターに違和感が発生する場合がある。キャラクターの動きから、ストーリーラインを変更することも重要なことである。
(私は藤本タツキ先生の「キャラクターは壊れてもいいから、次のページを開かせる努力をする」という意見に賛同している派です。なので、実は展開重視で考えてます。キャラクターも一面性ではなく、二面性、三面性ぐらい持っていたほうが人間味溢れるなぁ〜と思うので)
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