ラノベを購入する層とWEB小説を読む層は違う説
商業ラノベを購入する層とWEB小説を読む層が違うのではないかと思う。
データが別にあるわけではないので、説明は難しいんですけど。
それでも、今の時代を生きる若者には、WEB小説は真新しいジャンルだと思うんだよね。
現在のWEB小説界隈では——。
「ざまあ」「NTR」「悪役転生」などが流行してますけど……。
オタク界隈の私たちでさえ「うう……」となる題材をテーマにしてますから。
同人界隈が大好きで、余程のディープな方々が好きになる内容だと思うんだよね。
◇◆◇◆◇◆
真面目な話をしちゃうとさ。
現在のWEB小説界隈というのは、独自の文化を形成していると思います。
普通の世界とは掛け離れた文化が形成され、それがWEB界隈で流行っているなと。
故に、まだ題材が一般の方々の目に入らないのではないかと考えている。
配信ダンジョンというのは……。
個人的には、めちゃくちゃイイ題材だと思ってまして。
普通に生きるライトなオタク層にも受け入れられる題材で、今後もっともっと流行る可能性は極めて高いと感じてますね。ていうか、この手の小説が流行ることが一番嬉しいです。
健全な題材が流行ってくれ、というわけではありませんけど……。
女性向けの悪役令嬢系作品というのは、もうある程度そのお約束を知っている方々しか楽しめないコンテンツに先鋭化しているなぁ〜と感じてます。で、その状態が一番危ういのではないかと。
一つの題材だけに権力が集中するのが一番最悪な状況なので、そういう状況にならないように、次から次へと人気の題材が新たに出てきてほしいんですよね。
もしも、自分が純粋な中高校生ならば……。
王道な学園ラブコメ系統を読みたいと思うんですよねぇ〜。
普通の男子高校生が高嶺の花の女の子を好きになり、その女の子と付き合うために一生懸命努力し続けるみたいな感じの……もう古き良き王道な学園系ラブコメ作品をさ。
ただ、WEB小説界隈で読める作品は、邪道なものが多いイメージがあります。
もう既に、そ〜いう作品を読み飽きた人たちが書いているイメージがありますので、王道なストーリーに誰もが見向きもしない状況と言いますか。
で、そ〜いうのを読みたい層は、もう既に商業ラノベに動いていると思うんだよね。
WEB発のラノベでも面白い作品はあるんだけど、『NTR』や『ざまぁ』などのお話を読むのか疑問。十代の若者が読みたいのは、王道なラブコメ作品だと考えています。
だからこそ、WEBで売れる小説と、市場で売れる小説の差異が生まれるのではないかと。
現代の若者が書籍を購入する理由は——。
(特にWEBで全てを読めるのに対して、購入する理由)
もうそれって、信者向けのビジネスだと思うんだよね。
もう既にコレクションアイテムになり、他の人たちに見せびらかす代物になっているのかなと。
音楽を聴きたい人は、サブスク、Youtubeなどで対応できると思うんですよ。
それでも、CDを購入する層が現れるのは、手元に置いておきたいだけだと思うんだよ。
以前までの私はコレクション欲が強くて、様々なものを購入しまくっていたんですけど。
特に漫画版『NHKにようこそ』の限定ポストカードを手に入れたり、当時絶版状態だった『なるたる』の漫画を集めたりと……マニアックなことをしていたんですけど……。
最近では、もう物欲がなくなって、基本的に電子書籍だけで済ませています。
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(女の子の話になるけどさ)
中高生の間で人気な小説は、スターツ文庫の青春系だと思うんだよなぁ。
実際に若者の人気な動画投稿サイトでは、この手の小説が紹介されているらしいし。
恋空、DeepLove、赤い糸などの作品が投稿されていた時代にも、女子高生の間で大人気でしたから。その辺の層が現代でも支えているのは、スターツ文庫の青春系統だと思いますね。
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で、結局。
何を話したいのかというのを説明しますと……。
WEB小説界隈で人気な小説は20代以上を参考にして書いた方がいいのかなと。
想定読者の高齢化が以前から始まっていると思いますが、30代や40代が活躍する話を書いたほうがいいのかなと。
でも、そんな話が増えると、益々商業ラノベとWEB小説に差が生まれると思うんだよなぁ〜。
(あくまでも、それは一部だけのお話かもしれませんけどね……)
ただ、思っちゃうんだよね。
10代が楽しんで読める小説を、今後も増やした方がいいのではないかとね。
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私が憂いているのは、商業ラノベとWEB小説に隔離が発生して、若者読者がWEB小説の方へと足を運ばなくなることなんだよね。勿論、ある程度年齢を経て、娯楽関係の知識が分かるようになると、WEB小説界隈は最高にディープで面白いサイトになっていると思うんですけど……。
ちょいと、敷居が高すぎる場所になってしまうのではないかと思っちゃうんだよなぁ〜。
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