人間になった女神
第1話再会
「ここら辺かな?」
「だよね」
「クンクン…こっちだワン!こっちに人が住んでる匂いがするワン」
「ふむっ…ここら辺ならいいだろう…」
んっ?リアが言う事だけ理解出来なかったのは俺だけだろうか?
「リア…何がいいんだ?」
「な〜に…ここら辺ならそう人は来ないだろう…ならば、堕ちた女神を豊和のいかつい熱い肉ぼっ「言わせないからね、お姉ちゃん!」…でひぃひい言わせればいいだろう?」
「言わせねぇーよ!全くリアは…」
「リアねぇはすぐに下ネタにはしるワン」
俺達は女神セイリーンに言われた場所に向かっていた。どうやら俺をこの世界に追いやったあの女神を出来たら助けて欲しいと言われたからだ…。人間になったらしいのだ…。
正直…最初は断ろうとかざまぁとか思ってしまった。でも…この世界で俺にとってかけがえのない人達が出来た。ルナ達だ…。だから…助けてあげてもいいかなと思ったんだ。色々思う事も直接言いたいしね!
元女神が居る場所はちょっとした山の中…。何でこんな所に居るんだろうと思いながら歩を進めていくと、少し開けた場所へと出た。畑がありその奥に少し古い家屋が見える…。
「…誰?」
聞き覚えがある声…。
「ここには…何もないわよ?お金目当てなら他に行った方がいいわよ?」
間違いないと思った。少し年配の人が着る様な服を来て畑仕事をしている女性の姿…。
「女神…メルティーナ?」
「っ!? 私を…知ってるの?」
「名前を言っても分かるか分からないけど…俺は豊和…」
「!?」
「金崎豊和。この世界に…」
「私が命を奪い転生させた子ね…」
「…ええ」
メルティーナは畑仕事を止めてこちらへと歩いて来ると、俺の前で膝をつき…
「ごめんなさい…私のせいで…」
土下座したんだ…。別人…?神だったから…別神?とにかくそんな風に感じて戸惑ってしまった…。
「私が…許されない事をしたのは…流石に分かってるわ…」
「……」
「謝る事しか出来ないの…私には…もう力もないしね…どうしても許せないなら…この命しか捧げる事しか出来ないわ…」
「いや…命は…」
「気の済むようにしてくれてかまわないから…」
メルティーナに何があったんだ?
「なら…豊和の性奴隷になるんだな!」
「うぉーい!リア!?相変わらず変なタイミングで変な事言うなよ!?」
「構わないわ…それを望むのなら…」
「少しは構おうぜっ!?」
「ほれっ!元女神がこう言ってるんだ!存分にヤれば?」
「アホかっ!?黙っててくれよなっ!」
「そうだよ!お姉ちゃんは黙ってて!」
「リアねぇは…空気を読むワン?」
「いやいや!?今のはチャンスだろっ!?」
「そんなチャンスいらないからっ!?」
「性奴隷って何すればいいのか…教えてくれる?私は知らない事が多いから…」
「いいから、元女神も黙ってて!?」
再会してこうなるとは…誰が予想出来るよ?もっと…空気読もうぜ…リア?
俺達は取り敢えずメルティーナが住んでいる家の中へと案内される事になったんだ…。
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