第9話廃村
村に着いたもののそこは既に廃村と化していた。
「どんな種族の人達が住んでいたんだろうな?」
「私もクルルが住んでいた村迄は行った事があるけど…」
「ルナと同じく」
「私も知らないワン」
「取り敢えず…あの一番綺麗な家に上がらせて貰って休むとしよう」
リアが言う事に賛同。辺りも暗くなってきたしな。廃村と言っても最近迄は人が住んでいた感じがする。まだまだ住める家ばかりあるように見えた。その中でも一番綺麗な家に上がらせてもらう事にしたんだ。
食事を終えた後は寝るだけだったんだけど…
「豊和君少し外を歩かない?」
「ルナ?」
「せ、せっかくだし…少し…2人っきりになりたいんだもん…」
ルナにそう言われたら断われるわけがない。少しイチャイチャしたくなったし…
「行こうか、ルナ」
「うん♡」
「リアねぇ…」
「言うなっ!クルル…もうすぐ私達もあんな風になれるさ」
***
そんなこんなで次の日の夕方…。目を覚ますと横には一糸纏わぬルナの姿………………………………
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ああ…うん、やっちゃったね…。色んなものでベタベタだし…。あんだけ旅に支障が出るかも知れんと思って我慢してたのにぃぃぃー!?俺の意思のなんと弱い事よ…。しかも…目を覚ましたのが夕方と言う事と未だに繋がっているという事で色々察して欲しい…。夢中にルナを求め、ルナから求められた…。あんなの癖になってしまうわっ!童貞舐めんなっ!
「…んっ…」
ルナが目を覚ましたようだ。
「…えへへ…豊和君♡」
エルフってあっちも凄いんだなと思った。俺はほらっ!そういうスキルがあるから良いけど…ルナも平気で最初以降は付いてきたしね…。
「あっ…いけないんだぁ…また…大きくなってるよ?」
「ルナっ!!!」
「あんっ♡―」
***
「お前等盛り過ぎだろ!」
「「面目ない…」」
「そうワン!何度も何度も声だけ聞かされるコッチの身にもなるワン!」
「「…(丸聞こえだったのね…)」」
「ルナ」
「ななな何、お姉ちゃん?」
「もう良いんだよな?」
「えっ…うん…勿論!」
「ルナ…何の話を?」
「頑張って豊和君!」
「はっ?」
「「頂きます(ワン)!」」
この後、どうなったかは想像にお任せするとしよう!ただ一つ言えるのは…この村を旅立ったのはそれから一週間先の話…。
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