第4話ここは?
「3人共起きろ!」
―誰かの声?
「お、お姉…ちゃん?」
「…りゃあ…姉?」
「流石に2人は起きたか…さて、豊和はどうすっかな…どうやら閉じ込められてるみたいだし…脱がせて…ヤるか?」
「だ、駄目に決まってるでしょ!?何言ってるの!?」
「そうだワン!」
「2人共よ〜く考えてもみろ?」
「…何を?」
「何ワン?」
「このままではいつまで経っても関係は深まらないって事を…」
「「っ!?」」
「こちらはほぼ気持ちは伝えてる様なモノだろ?」
「確かに…」
「後はにぃにに種をもらうだけワン」
「だろ?既成事実を作れば後はどうとでもなる!」
「ごくっ…た、確かに…。お姉ちゃんの言う事も一理ある…。これ以上一人で慰めるのも限界にきてるし…ヤるなら私からだからね?絶対にこれだけは譲らないから!」
「ふっ…いいだろう!出会った順番でいこうじゃないか!」
「ワンダフル!」
「ごくっ……じゃ、じゃあ…」
(私こと、ルナは今日、処女を卒業します!まずは唇から…)
「…頂きマンモス」
「いや…ルナよ…頂きマンモスじゃないからな?」
「あばばばばばばばばばばばばばばっばばばばばばとととととととととととととととと豊和きゅん!?いいいいいいちゅから、おおおおお、起きて…」
「えっ…なかなか体が動かなかったんだけど意識はリアが起きろと言った時からあったぞ?」
「しょしょしょしょんにゃあ…じゃ、じゃあ…じぇんぶ聞かれて…」
「………え〜とな、ルナ」
「し、死なせてぇぇー!?頂きマンモスだなんて恥じゅかし過ぎるぅぅぅぅーーーーーー!」
「お、落ち着けルナ!?2人共ルナを止めてくれ」
「くっ…ルナは自慢の…いい妹だった…」
「そうだワン…」
「お前等全員同罪なんだから!早く止めろよ!」
ったく…阿鼻叫喚だよ!そう思った瞬間…部屋のドアが開いた…。
「…ふふっ…起きたので〜す?」
速いな…。3人共戦闘体勢に入ってる…。武器はないものの、3人共それはハンデにもならないだろうしな…。特にクルルなんかは武器使わないし、普段の強さだしな。縛ってなかったのが運のツキだろ?
「ちょっ!?ま、待つので〜す!?敵ではないので〜す!」
「敵ではないだと?」
「眠らされて連れて来られたのに?」
リアとルナが警戒をとかずに問う。
「も、モチの論なので〜す!私は人魚族のナンナで〜す!眠らせて連れてきたのは謝りますから〜!どうかお話だけでも聞いてチョビヒゲッ!」
「…いいだろう」
「しょうがないよね」
「…だわん!」
「一つ気になる事があるんだけど…」
「なんですぅ〜?」
「…その…豊満な胸を隠してくれると…いいかも」
だって丸見えなんだもん!
「豊和君?」
「にぃに?」
いや、2人共これは仕方なくない!?
「お〜け〜で〜す!んしょ…んしょっ!」
ま、まさか…
「これでいいでしょうで〜す?」
か、髪ブラだとっ…馬鹿な!?
「豊和君」
ルナはすっと俺の傍にくると…
「いっつ!?いたたたたたっ…」
「…私以外には…まだ反応したら駄目だよ?」
「…はい…肝に銘じます…」
超痛い!ツネるんじゃないよ…全く…。
「付いてきて下さ〜い!詳しいお話しますからで〜す!」
俺達はナンナと名乗った人魚族に詳しい話を聞く事にしたんだ…。
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