第25話 初えっちです
「あ〜、美味しかった〜 もうお腹いっぱい! ごちそうさまでした!」
「お粗末さまでした〜 あ、デザートあるんですよ〜」
「あ、さっき言ってた?」
「普通のじゃないけど、手作りのチョコプリンですよぉ〜」
「確信犯プリン?」
「な、なんですかその命名! 出すのやめます!」
「あ〜ごめんごめん! たべさせて〜」
「……じゃぁ食べさせてあげますから。……と、隣に行っていいですか……」
「あ、ああ」
「じゃ、もってきますね〜」
ラムって、まじ肉食系だなぁ……オレが奥手なんだろうか?
「ん〜、これも美味しい! どやって作るの?」
「お湯にクックゼラチン混ぜて、そこに牛乳入れてから加熱して、砂糖、チョコを溶かして粗熱とって冷蔵庫で冷やせばできちゃいますよ〜」と隣でちょっとほろ酔いっぽいラムが早口で説明してくれる……。
「これ、夕べか今朝作ったの?」
「昨日の夜ですよ〜」
「料理もデザートも美味しいし、手際もいいし……。ラムはいい奥さんになるな……」
「……わ、わたしは、てんちょ〜の奥さんがいいですっ!」いきなり抱きついてくる……。
「てんちょ〜、わたし、わたし……ずーっとてんちょ〜のこと……」
「う、うん……わかってる」ラムの顔を両手でそっと自分の方に向けてキス……。
ぎゅ〜っと抱きついてくる……。
「ここじゃ明るいし、床が痛いです……」
「うん……」
ラムの部屋……つまり『ベッド』のある部屋……。
電気は消えていて、枕元のスタンドだけ灯いている。
先にラムがベッドに仰向けになって、両手を差し出してくる……。答えるように抱きついてしばらくハグとキス……。
『うさぎさんだぴょん』の部屋着を少しづつ脱がすと、柔らかい胸があらわに……。両手に少しあまる……くびれた腰、ちょっと大きめのお尻……、。
「ラム、おっぱい柔らかくてあったかい……」
「……は、恥ずかしいです……」
乳首にもキス……「んくっ!!」
「ラム、かわいいよ」
「き、来てください……あ、その前に……『これ』使ってください……」と枕元から『0.01mm』を取り出す……。
「大丈夫、それオレも持ってきた……」
「て、てんちょ〜も計画的だったじゃないですかぁ〜」
「紳士のたしなみだよ……ラムこそ買うの、恥ずかしかったんじゃない?」
「ば、莫迦ぁ」
「ラム〜っ!」……ラムはもう受け入れられる状態なので、少しづつ挿入ると、キューッと締め付けきて、腕と脚も絡ませてくる……。
「ちょっと……い、痛いけど……う、嬉しい……し、忍さん……!」初めて名前、呼んでくれた……。
しばらくお互いの五年間を埋めるように何度も何度も……時間が過ぎて行った……。
気がつくと……月曜の朝だった……。
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