第5話 評判のシステム

 物流現場もきつかったですが、さすがに現場だけのことはあります。

 この状況でいかに出荷するかを懸命に工夫していました。

 現場ってすごいです。

 これは7年後の物流への異動時においてもわかることですが…。

 

 顧客に送った納品データに不備があったとの連絡もありました。


「堀! 先方のシステム室に電話してくれ! 」


 プロジェクトに関わっていなかったのですが、この数日で僕はプロジェクトメンバーにいつのまにかなったようです。


「いつもお世話になっております、堀です…」

 他社でもシステム室同志というのは意外と仲はいいものなのです。


「大変そうだね…確か同じシステム入れた他のメーカーも最初はひどかったよ…」


 ある意味評判のシステムのようです。

 数年後、使いこなせばいいシステムになりましたが…。


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