第4話 大パニック

 さて…。

 新システムの稼働日。


 大パニックになりました。

 僕は物流センターの現場にいました。

「きっと何かあるから」

 と派遣されていました。

 新システムはほとんどさわっていないのにね。


 ええ、予想以上のことがありました。


 帳票が出力されない。

 印字がおかしい。

 プリンターが遅い。

 データが送信されない。

 などなどです。


「何やってるんだ! 」

 と言われます。


 ベンダー、そのシステムを何億円で請け負った会社の人も私も怒鳴られます。


 本社はもっと悲惨だったようです。

「プロジェクトのやつらに商品を運ばせろ! 」


 泣き出す女の子もいたとのことです。

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