質問集 vol.2 -キャラクターについて-2 企画主催:宇田川 キャリー様

 こちらも同じく、宇田川 キャリー様の質問企画となります。

 個人的にお気に入りと言うか、書きたいなと思うキャラクターがいたので書かせて頂きました。






【Q1】紹介したいキャラクターを1人(人間以外でも)と、登場する作品名をあげてください。



 まだ長編一本のみの連載なので……

 そちらの作品『私とアリス』の、主人公達が通う学校の教師、シューゲル・グランドウォールです。


 この学校五つの寮があるのですが、彼はその内の一つの、寮長をしております。

 結構厳しい先生なので、学生時代をこの学校で過ごした教師、生徒達からは少し怖がられている部分があります。

 ちなみに主人公の担任ではありません。


『私とアリス』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330654340529009



【Q2】そのキャラクターの属性/詳細を教えて下さい。



 一言で言うと、ロリBBAの少年バージョンです笑


 一人の精霊と再び会うために、千年近く学校に籍を置いています。

 ちなみに彼はエルフとかではなく、普通の人間です。その精霊と会うためだけに人間についてもかなり勉強し、老化を抑える魔法を開発した経緯があります。

 一応子供の姿、大人の姿を使い分けることができる設定です。



 イメージイラスト(アナログです。ご注意下さい)

 https://kakuyomu.jp/users/add_/news/16817330660722331248


 シューゲルは、向かって真ん中のキャラクターです。他は同僚の教師になります。

 AI版、鋭意制作中です。



【Q3】そのキャラクターは作品内ではどんなことをしますか?どんな役割ですか?



 主人公に纏わる諸々を知っている、気付いている人物でもありますが、ひたすら傍観者でしかありません。

 学校で起こったことの過去から現在、全てを見てきた『目』の役割です。



【Q4】そのキャラクターにとって重要な他のキャラクターがいましたら紹介してください。



 ウィンディーネという精霊です。


 彼女は学校を護る四大精霊の一人なのですが、理由があってシューゲルの前には姿を現していません。ちなみに二人は、お互いの存在には気付いています。

 ウィンディーネはシューゲルが自分に会いたがっていることも、分かってはいます。



【Q5】そのキャラクターの好きなセリフまたはクダリ(一節)を1つ紹介してください。



 第6話でシューゲルの授業中にとあるハプニングが起こるのですが、その時に彼が主人公に掛けた台詞です。


「やるだけ無駄だ。死んだ者が生き返ることは、過去にも未来にも有り得ない。既に終わったことだ。時間は戻らない」


「これは貴様の所為ではない。貴様の所為であったこと等、何一つとしてない。もう良い。もう休んでいい。……おやすみ、アリス」



 最初の台詞は長い時を生きる彼の経験を、淡々と感じてもらえるように矢継ぎ早なイメージで書きました。

 後半の台詞は微睡む子供に優しく語りかけるようなイメージです。いつもの厳しいシューゲルからは、想像できないような言い回しにしました。



 あと、お世話になっているフォロワー様からお褒め頂きましたこの台詞でしょうか……。

 シューゲルは主人公が立ち上げた愛好会の副顧問を請け負ってくれるのですが、それに礼を言った主人公へ対して、彼の返答です。



「……我輩に礼を言いたいなら、テストの結果で表してくれ。貴様、中間テストで魔法生物の名前をまた新しく作ったな」



 学生時代似たようなことを言う先生がいまして、それを唐突に思い出したのでここで出しました。

 シューゲルは、全体的に皮肉っぽい口調になるようにしています。



【Q6】そのキャラクターを書き始めたきっかけを教えて下さい。



「愛が重過ぎるキャラクターが書きたい! しかも教師とか、そういう立場ある大人で!!」という、個人的な願望からです。


 現在連載中の話からは、かなり後の話になるのですが……実は彼の過去編を、丸々一本短編で書きました。凄い筆が進んで、最高に楽しかったです。



【Q7】そのキャラクターにモデルはいますか?


 モデルというモデルはいません。

 私は物語やキャラクターを創る際、初めて聞いた単語や耳にした言葉、匂いや色といったイメージから世界観やキャラクターを創っていく感じなのですが、彼はゲーテの『ファウスト』より「瞬間よ止まれ、汝はいかにも美しい("Verweile doch! Du bist so schön.")」の台詞から創られました。


 そのため、彼は多くの登場人物が苦悩する予定の物語中盤にて、一人だけ幸福に満たされるのですが……まだそこまで連載が追い付いていないので、取り敢えずここまでのご説明とさせて頂きます。

 ちなみにその後、盲目になったり、死んだりはしません笑

 いえ、恋とか愛には盲目なのかもしれませんが……


 そして私が書きました短編に『彩るは君の微笑』という作品があるのですが、それはシューゲルを煮詰めまくった感じを想像しています。



【Q8】そのキャラクターとご自身(著者)の共通点はありますか?



 頭が固い部分と、偏屈そうな部分でしょうか笑


 でも彼の一途な所は見習いたいです。人にではなく、様々なことに対してですが。



【Q9】実際にそのキャラクターが自分の前に現れたらどうしますか?どう思いますか?



 見目が子供なので、遠巻きにすると思います。

 周りに子供がいないもので、ちょっとどうしたら良いか……。



【Q10】(突然ですが)そのキャラクターさんに質問します!登場する作品の紹介をしてください。



「何故我輩が…… 『私とアリス』、魔法の世界を舞台とした、アリス・ウィンティーラを主人公とする物語だ。現在学校は夏期休暇中だが、その間とんだことに巻き込まれているようだな。……我輩から言えることは、何事もなく無事後期始業式に顔を出せということと、宿題は必ず提出しろということ位か。我輩の課した宿題を忘れたら……分かっているな?」





 以上になります。

 ここまでお読み頂き、ありがとうございます。


 二人のキャラクターについてご紹介させて頂きました。

 このような機会を設けて頂き、企画主催者の宇田川 キャリー様には重ねて御礼申し上げます。


 素敵な質問企画に参加させて頂き、また楽しく書かせて頂き、ありがとうございます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る