宗教と収益

近所の神社へ足を運んだ。仏画が飾られている別館や霊園が併設されていたり自由な趣である。館内のモニターには神社の歴史を紹介する動画が流れていた。違和感は拭えないが興味深く拝見した。これまたその経営方針に物申す輩が多少蔓延っていて、偽物だとか、本社とは関係が無い、胡散臭い、営利至上主義といった言葉が並ぶ。理解できぬ話では無いのだが、そもそも日本に古くから根付く宗教は、定義の曖昧なもので仏教、神道、修験道、山岳信仰の複雑に入り混じったものだと境内にリラックマを飾る生臭坊主から聴取したことがあった。楽しいという言葉には脱力や面倒事を嫌うイメージが感じられる。定義とか固定概念を取っ払って、そこにあるものを素直に楽しむ気持ちが欲しいと思う日頃。人の商売にケチを付けられるほど立派な人がおわすのならどうか名乗り出てほしい。何度も人に話したり書き残したくなるのだが、決めつけ、レッテル貼り、がんじがらめの固定概念は意味を成さない。楽しかったら良いじゃないか。と、言いつつこれはノイズでなくてエレクトロニカだと口をついて出てしまう自己矛盾を、誰かに肯定して欲しくて。余裕と距離感の重要性が身に沁みている。

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