感想企画案集積所:3

 ミストリアンエイジに続き、ミストリアンクエストまでもが★152から★149に下がってしまったのですが。正直「どうしようかな」と考えてしまいますね。カクヨムの評価システムと私の気質は、本質的に相性が悪いのかもしれません。


 とはいえ、なぜかミストリアンエイジのPVが100を越えたりと、よくわからない事象が続きますね。いずれにせよ、読んでもらえるのであれば、頑張ろうとは思います。できればPVではなく、★を付けてほしいんですけどね。切に願います。



 では、タイトルどおりの本題へ入ります。前回は〝全体的なオプション〟の詳細を説明しましたので、今回は〝ポジティブなオプション〟と〝ネガティブなオプション〟の説明を行ないたいと思います。――ですが、その前に一つだけ。


 全体的なオプション内に〝主人公に対する印象:あり/なし〟というものがあったのですが、これを〝主人公に対する印象:良い部分のみ/あり/なし〟へ変更しようと考えております。



 そもそも、このオプションにどういう意図があったのかというと――。


>>・主人公に対する印象:あり/なし


>主人公が「私」である純文学でもない限り、読者が物語を読み進めるうえで、主人公に対する好感度は非常に重い要素となります。主人公が嫌われてしまった時点で〝切られる〟と断言してもよい程です。


>私も代表作を執筆する際には「敬語を使わない主人公」ということもあって、彼の好感度を下げないために非常に苦労をいたしました。詳細は別の頁にて述べておりますので、ご興味があればご覧ください。


>そうした経験もあり「主人公の態度や言動に問題がないか」、そして「主人公を愛せるか」といった内容に触れられるよう、この項目を加えました。



 このような感じで説明しておりました。つまり、主人公の〝悪い部分〟も含めてしまうと受け取れかねない内容だったんですね。


 もちろん、感想内容を〝良い部分のみ〟に設定していただければ〝主人公の悪い部分〟には触れないつもりではあったのですが、さらに明確にしておいた方が無難ではないかなと。そう思いましたのは、ある場所にて「主人公に作者自身を投影している場合がある」というコメントを見かけたためですね。


 自己投影型の主人公の場合、主人公への否定は作者自身――あるいは現実に存在する〝誰か〟の否定に繋がります。最初から嫌われるために出てきたようなキャラならば、それは「願ったり」なのかもしれませんが、多くの場合で主人公とは愛されるために生み出された存在です。ですので主人公への酷評は、正直リスクしかないなと。


 とはいえ、より良い作品創りのために、正直な感想を求めておられる作者もいるでしょう。私が〝そう〟であるように、誰もが主人公に自身を重ねているわけではありませんからね。作品を読み続けるうえで、やはり主人公への評価は非常に重要です。


 このような理由がありまして、まずはオプションの改善を行なわせていただくことにいたしました。他にも改善案がありましたら、お教えいただけますと幸いです。


             *


 はい。今度こそ本題です。文字数的には〝ポジティブなオプション〟のみの説明となりそうですね。――さっさと始めます。


 まずは全体像を改めて。



◆ポジティブなオプション一覧:


・特に印象に残った場面や台詞

・好きな登場人物(指定なし)

・好きな登場人物(主要人物に限定)

・好きな登場人物(敵役、悪役に限定)

・好きな登場人物(脇役に限定)

・主要人物に昇格してほしい脇役

・好きな名前、印象に残った名前

・好きなスキル、魔法、特殊能力、アイテムなど

・好きな場所、行ってみたいと思った場所

・「良い意味」で気になった点

・「もう一度読みたい」と思ったエピソード



◆ネガティブなオプション一覧:


・嫌いなエピソードや嫌いな場面

・嫌いな登場人物(指定なし)

・嫌いな登場人物(主要人物に限定)

・嫌いな登場人物(敵役、悪役に限定)

・嫌いな登場人物(脇役に限定)

・退場してほしいと思った登場人物

・不快だと感じた要素

・「悪い意味」で気になった点(マイルド)

・「悪い意味」で気になった点(辛口)

・「悪い意味」で気になった点(揚げ足取り)

・「二度と読みたくない」と思ったエピソード



 このような感じです。

 手早く個別の説明に移ります。



             *



>・特に印象に残った場面や台詞


 自作が読者の印象に残る。つまり、この世の誰かの記憶や心に自分の一部が残り続ける。これは書き手との心情として、最も嬉しい感想ではないでしょうか。



>・好きな登場人物(指定なし)


 作品の性質にもよりますが、基本的に物語とは登場人物らが動かすものです。読者のなかには好きなキャラが動いている場面を見るだけで楽しいと感じる方もおられるのではないかなと。私も好きなキャラが登場しますと、その部分だけをじっくりと、スローモーションで読んでしまうことがありますね。


 そんなキャラが〝誰〟であったのかを明確にお伝えしようと思い、この項目を加えました。とはいえ、居ない場合ははっきりと「今のところはいない」もしくは「現時点では【 キャラ名 】」といった感じでお伝えする場合もございます。



>・好きな登場人物(主要人物に限定)


 私は基本的に悪役を推す癖がありまして。単純に「好きなキャラは?」と聞かれると、真っ先に悪役やモブを挙げてしまう場合が多々あります。物語の序盤で死んでしまったキャラを、終盤に至っても話題に出すことさえある始末。


 そういった事態を避けるため、好きな登場人物を主要な人物――つまり主人公やヒロイン、主人公の仲間などに絞って選ぶといったオプションですね。とはいえ、あくまでも私の感覚で「主要人物だ」と思ったキャラを挙げますので、作者の認識とズレてしまうこともございます。



>・好きな登場人物(敵役、悪役に限定)


 これは悪役や敵役の中で印象的だった人物を挙げるといった内容ですね。私が悪役好きなのは前述いたしましたので、これを選択していただければ私が感想を書きやすくなるとは思います。悪役が魅力的な物語は、総じて名作であると私は考えます。



>・好きな登場人物(脇役に限定)


 主人公の魅力を引き立てるには、脇役の存在が不可欠です。なかには脇役が〝舞台装置〟と化してしまっている作品もあるにはあるのですが、そんな脇役であっても「かれらなりの人生」を妄想してしまうのが私の性質です。


 それに悪役と同様に、私の好きな登場人物は脇役の中から選ばれる場合も多いです。そんな名脇役が〝誰〟であったのかをお伝えするオプションですね。



>・主要人物に昇格してほしい脇役


 前述の名脇役の中から「ぜひ再登場してほしい」「主人公の仲間に加わってほしい」と感じたキャラの名前や理由を挙げさせていただきます。



>・好きな名前、印象に残った名前


 私は〝名前〟を考えるのが非常に苦手でして。物語は出来上がっているものの、名前が決まらないがために執筆が止まってしまうことも多々あります。


 そんな私が「おおっ、この名前は良い!」と感じたものを、理由付きでお伝えさせていただきます。もちろん、「現時点では特になし」となる可能性もございます。


 ちなみに〝アリス〟という名前が登場していた場合、高確率で〝アリス〟が選ばれてしまいます。その場合は「アリス以外で」とコメントいただければ対応します。



>・好きなスキル、魔法、特殊能力、アイテムなど


 これは説明不要ですね。私が気に入ったガジェットを、理由つきで挙げさせていただきます。しかし私は〝作品の世界観〟を重視しておりますので、「酒場で出てきた壁掛けランプ」や「宿屋の虱の湧いたベッド」などを挙げる場合もございます。



>・好きな場所、行ってみたいと思った場所


 私は作品を拝読させていただく際、主人公に自己投影するわけでも感情移入するわけでもなく、主人公の近くで背後霊のように〝一緒に居る〟感覚で読んでおります。そのため主人公が何かをしている裏で周囲の景色や調度品などを眺めていたり、街の人々の様子を観察している場合が多々あります。


 そんな異世界旅行愛好家である私が「行ってみたい」と感じた場所を挙げさせていただこうというオプションですね。これは異世界に限らず、現代日本である場合も同様です。この場合は「主人公の家」や「喫茶店」といった、小規模な意味での〝場所〟に限定されるかと思います。



>・「良い意味」で気になった点


 「気になりました!」には二通りの意味があると考えておりまして、「興味をそそられた」といった〝良い意味〟と、「これは無理があるのでは?」に代表される〝悪い意味〟ですね。カクヨムにおいては専ら〝悪い意味〟として捉えられがちな「気になった」という感想ですが、ここでは〝良い意味〟のものだけを取り挙げます。



>・「もう一度読みたい」と思ったエピソード


 幼い頃の私は娯楽がありませんでしたので、読み終えた漫画やゲームの説明書や攻略本を、何度も何度も読み返しておりました。私は好きなものや気に入ったものは何度でも楽しめる性質ですので、そんな私が「もう一度読みたい」と感じたエピソード()を、理由つきで挙げさせていただきます。



             *



 ポジティブなオプションは、このような感じですね。正直なところ、まだまだ練り込みが必要であると考えております。そして文字数もちょうど良いところですので、〝ネガティブなオプション〟は次回の解説へ回すことといたします。


 何かに取り組んでいれば、少しは気が紛れますからね。

 頑張ります。頑張るしかねぇんだから。

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