第51話 他の転生者ばなし 後藤 大志の場合



俺、後藤ごとう 大志たいしは中学校の教師をしていた、子供の頃に見たテレビドラマの影響でだいわゆる熱血教師物である。


その頃から、勉強したおかげで無事に中学校の教師にそれも体育教師になれた。


テレビドラマ以上に熱血を発揮し子供達や親からも感謝され人気も有ったがやはり今の時代そんなに上手くいかなかった、いわゆるモンスターペアレントと言われる者達や保身を考える同僚達に足を引っ張られ教師としてやっていけなくなったのだ。


そうしたこともあり教師としての道を失った大志は塾の講師となった、熱血も少しは残っていたが進学させるための的確な教えとのバランスがとれた人気講師となっていった。


給料もよく親や周りからの評判もよかったが本人としては納得いってなかった。


だが生活するためにと諦めていった、だかそんな日にも終わりが来たのだ、例の死が彼にも訪れたのだ。


彼を担当したのは勉学と教育の神である、彼に今までの事を早口で語った愚痴るかのように、そうしたら彼はこう言った「その夢は向こうで叶えたらいい」と、嬉しかったすごく否定される訳でもなくしかしそれが正しいとは言われなかったが教育の道は色々あるとなら向こうでは自分のやり方でやればいいと、そして色々向こうでの生活に困らないような力や教育に役に立ちそうな力も貰った。


そして神に背中を押され新たな世界、道へと旅だった。


こちらの世界の勉学率は非常に悪かった、まともに教育をうけているのは一部の金持ちや貴族だけで有った、そこで俺は神から貰ったこちらでの情報や力や自分が習った物を活用し私塾を開いたのだまだまだ来るのは商人達やその子供だけだが、経営や教育が上手くいけば料金も安く出来るし、皆の意識も変わるはずそうしたら皆の生活も豊かになるはず、そう信じてやっていくだけだ。


二度と後悔しないために。

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