第27話 色々観察しながら歩く道




あの後も特に何も変わったことはおきず普通に町についた。

門にはいつもの2人がおり軽い挨拶をして町の中へ入っていく。


まだ少し明るいので、町の中を見て廻ることにする。

さっきも思ったのだがこの町は臭くない。


昔の西洋とかは町に汚物とゴミをどこかれど無く捨てていたらしいので臭いがとんでもないことになっていたらしい。


だから病気をも多かったみたい。

だが、ここはちゃんと地下に下水道を造っているみたいだ。


そしてごみも1ヶ所に集めて魔法で焼却しているみたいで、ギルドにもごみ収集の依頼や焼却の依頼も出ていた気がする。

今度依頼を受けてみるのもいいかもしれない。


この世界は意外と発展してるところは多い、技術力や科学力はもちろん向こうには及ばないけど魔法やスキルが有るため、早々負けていない気もする。


文化は圧倒的に下だけどね。

あとは実際に神が存在しその力を感じられることも大きい。


まぁ~地球にも神はいたはずだし、ていうか同じ神が創造もしているからね。

地球は極力手を貸さないようにしてるらしい。

なぜかは知らんけど。


こちらにはかなり神の影響がある、契約は神の名のもとに行われ破ると神罰がくだり、犯罪を行うとステータスの職業、ジョブが犯罪者になるので調べればすぐにばれるのは大きい。


あとこの世界では5才になると教会に行き、生きていられることへの感謝とこれからも見守っていただくためのお祈りをするのが決まりらしい。


そしてそこで生活魔法と呼ばれる便利魔法を授かるみたいだ。

そして私はまだ持ってない!明日にでもいこうと思ってる。


その後もお祈りをしたりしているとまれにスキルを授かったりスキルレベルが上がったりすることがあるらしい。

そりゃみんな神様の存在を疑うはずもないよな。


向こうでは何もなかったもん!

なのに犯罪を行う奴も出るんだね、どう考えても損だと思うけど、神も全てに罰を与えるのではないらしいから人の世のことは人が解決しないといけないらしい。


多少の援助はするけどって感じ。

そんなことを考えながら歩いていても目だけは動いており、周りの建物にも興味が湧いてくる、なんの店とかも気になるが素材とかも興味ある。


大体がレンガ造りであり、木材や石材、土も使われた家もある、平屋と2階建ては同じくらいかな、たまにもっと高い建物もあるが、そして立派で公共の施設みたいなのには大時計が有ることが多い。


携帯する時計や家に置く時計はかなり高価みたいなので平民はもちろん商人達でもなかなか持っていないみたい、なので町のあちらこちらに時計があるみたいだ。


そう、こちらの世界にも時計はあるのだ、向こうとは仕組みは大分違うが、主に魔法や錬金術で作られる、勿論本体そのものは鍛冶や細工の力を借りることが多いらしいけど、幸い私は全て持ってるから1から作ってみてもいいかも。


材料費もバカにならないからすぐには作れないと思うが、こうしてやりたいことが増えていくのだよね。

こうしている間にも歩は進みもう冒険者ギルドの前についた。


中に入るとさっき来たときは違ってかなり沢山の冒険者と思われる人達で賑わっていた、町の中でもそうだったが、人ではない者達も多く見られる、そう獣人やエルフ、ドワーフと鑑定が言っている者達である。


いることは知っていたが実際に見ると感動を覚える。

あまりじろじろ見るのもどうかと思うがこんなけ人いたらばれないでしょ。


そして人ではないと言ってしまったがそうではないこちらでは私と同じ人族と獣人族、エルフ族、ドワーフ族等を全て合わせて人類というのだ。


そしてゴブリンやオーク達は亜人と言われている、そしてこの者達は人の言葉を理解せず襲ってくることから他の魔物と同じ扱いになっている。


詳しくは省くが魔物は素になる生き物が魔力を浴び続けて変化したものや魔石等を取り込んでなるものといきなりこの世界に生まれるものがいるが亜人達は人類が魔力やら何らかの影響により変化することにより生み出されたり、普通に繁殖して増える。


あとは魔石等を食べ吸収することにより魔人と呼ばれるものに変化することもある、普通は魔石を食べたら吐き出したり、死んだりするのだか、適応するものもあらわるのだ。


それからも周りを観察しながら、ドワーフは背は低いががっちりしているとか、エルフは普通に美形揃いとかごつい武器や、見たことない武具だとかを装備している者達がいるなぁーとか思いながらも、並んでいると俺の番になった、いつものハンナさんの所だ。


「ヴォード、また来たのかい?」

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