いけいけ勇者様30

最上司叉

第1話

俺は毎日ドラゴンの女と修行した。


自分ではどれくらい強くなっているか分からない。


でもドラゴンの女に一撃を入れられるようになってきた。


俺は自分の力を試したくなった。


そこで懸賞首の魔物に1人で挑むことにした。


酒場に行き懸賞首のチラシを見た瞬間俺は驚いた。


なんとそこにはあの花の女が載っていたのだ。


しかも賞金はトップレベルだ。


俺はいつかまた1人で花の女に挑戦しようと心に決めた。


「最初は手ごろなのから行くか」


俺はそう呟き300万くらいの魔物のチラシを手に取った。


「お客さん大丈夫?ソイツは1週間くらい誰にも退治されてないよ」


「大丈夫だ、これくらいの魔物退治はいつもしてる」


「そうか、ほら前金だ」


「ありがとう」


俺は金を受け取るとすぐに懸賞首の魔物退治に向かった。


「ギャー」


懸賞首の魔物退治に向かう途中誰かが襲われていた。


俺は声がする方へ急ぐ。


「そこか!」


俺は剣を構えて魔物と対峙した。


魔物は口から人間の血を流しながらこちらを見ている。


「今日はついてるなーゲフゲフ、また食べ物がきたーゲフゲフ」


「!!」


俺は驚いた。


俺がいつも相手にしている魔物は知能なんて無かったからだ。


この魔物は懸賞首に間違いない。


俺1人で勝てるのか?ダメだ弱気になるな!ドラゴンの女と毎日修行したんだと自分に言い聞かせ俺は魔物に向かっていった。


「なんだーゲフゲフ遊びたいのかゲフゲフ」


速い。


だが俺も負けていない。


「なんだー?コイツつよい?」


魔物の笑いが止まった。


俺は一気に畳み掛ける。


「はー!」


「ゲフッ」


魔物の喉に俺の剣が刺さっている。


だが俺も無傷という訳にはいかなかった。


魔物の爪が俺の肩にくい込んでいる。


だが俺は懸賞首に勝った。


「やった…」


俺は倒れかけたところをドラゴンの女に受け止められた。


「まだまだじゃの」


「そう…だ…な…」


俺は意識を失った。

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