5 テーマ:GL
これで作ってね:BL・GL
主人公の過去:秩序:正位置
主人公の現在:幸運:正位置
援助者:治癒:正位置
主人公の近い未来:寛容:逆位置
敵対者:意思:逆位置
結末:生命:逆位置
主人公は財界の有力者の娘であり、現代ではすたれて久しい校則の厳しいお嬢様学校に入学し、品行方正に生きてきた。(秩序・正)中等部ですでにお嬢様の中のお嬢様として、学校中の目を引く程であった。
しかし、そんな主人公には人には言えない趣味があった。それは「レスラー好き」である。父の経営する企業がスポンサードをやっており、そのつてで見に行った試合で惹かれていたが、お嬢様学校の周囲には話せなかった。
高等部入学のおり、編入してきたヒロインとであう。ヒロインは他の生徒とは考え方が大きく異なり、不良のような態度を隠さなかったため、学校内で浮き始めていた。主人公は、学校の校則に和を重んじよ、という一節があるためヒロインをお嬢様に矯正しようとする。
様々な方法を主人公が画策していると、ヒロインがレスラーを待ち受けにしていることに気づく。そこで、スポンサーしているレスリング協会等から毎月のように取得できるチケットで試合観戦を誘う。そして、観戦優待のお礼として、お嬢様学校で必須とされる茶道・華道・香道、マナー礼節の特訓をヒロインに受けてもらうよう要求することにした。これにより、主人公はヒロインをお嬢様に矯正するという表向きの理由と、裏の「レスラー好き」という想いも満たすことができるようになる(幸運・正)
ある日の観戦の終わりに、主人公は階段から落ちる。意識を失って目が覚めると、そこは病院の中だった。医師に話を聞くと、突然女の子が主人公を負ぶって病院に走り込んできたのだという。(治癒・正)落ちる前の顔と自分を助けてくれたという思いから、ほのかな想いが主人公に芽生える。しかし、お嬢様学校の校則である品行方正(意思・逆)などは、そういった想いを否定するモノであり、必死にその想いを押しとどめようとする。しかし、試合観戦や、お嬢様になるためのレッスンにしっかりと打ち込むヒロインにどんどんと惹かれていく。
お嬢様レッスンの資料集めのため、旧校舎で一つの日誌を見つける主人公。日誌にはこの学校で暮らしていた日々のすばらしさが書かれており、そこには、今の主人公と同じ悩みについても語っていた。しかしそこに記された内容は、校則を破ることで楽しい日常が崩壊してしまうのだという主人公の思い込みを晴らすものだった。主人公は、ヒロインとの生活を楽しむことを受け入れて物語は終わる。
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