怒りのパワーについて
私は創作の源になるいちばん強い力が怒りだと考えています。何かに憤って、それについて作品中での問題提起や自分なりの解決方法の提示、あるいはキャラクターに自分の意見を言わせたり、そういうのが創作のきっかけになることは多いと思います。
例えばNTRエロ同人とかを読んで、間男とかシタのヒロインなんかをボコボコにしたいという欲求で書かれている人、読まれている人は一部界隈で結構多いんじゃないかなと思います。割と見かけますよね。さらには、それらの人気の上澄みを掬って、普通のラブコメの導入に使ったりまで。
私の場合はそのシタのヒロインがあまりにも酷い仕打ちを受けているのが憐れ過ぎて、救ってあげたくてNTR復縁ハピエン物なる妙ちきりんな作品ばかり書いていたりします。
まあ、ここまではあるあるですね。よくあることです。
さて本題です。
自作品を公開すると、良くも悪くも評価が付きます。読んでくれて評価を付けられているだけいいじゃないか!――という話は置いておきましょう(いや、切実ではあるんですけどね、そもそも読んでくれない反応もくれない虚無投稿と言うのが辛いと言うのはよくわかりますが、とりあえずは置いておきましょう)。
カクヨムでは応援コメントなので、本来なら応援に値しないコメントは来るはずが無いのですが、まあ、作品を貶めるようなコメントと言うのが頂ける場合があります。
書き手の皆さん、さあここでどうしますか? プロを目指す人ならスルーがいちばんですね(そもそもプロを目指す高い目標があるならコメント欄閉じておいた方がいいかもしれませんが)
私なんかの場合は、面倒くさいから運営への通報実績を作って放置が多いです。運営が消してくれますしね。実績の積み重ねが大事です。
じゃあ、創作者としてはどういう対応がいいか。イジケて泣き寝入りなんて論外です。あ、優しい恋人に癒されるなら別にそれでも構いませんが。
正解は『怒る!』です。創作者なら怒りましょう!
怒ると言っても、何もブチキレコメレスかませばいいわけじゃありません。そっちは無視か、丁寧な短いお礼でも書いておいてください。
怒りの感情は力となります。創作に回すのです!
やる気みたいなものは体力も必要ですし、体力的なものは割と精神的な部分が発端でブーストできます。もちろん、コメントに対する怒りを作品にぶちまけるわけではありません。好きな物を書けばいいのです。その場で思いついた新作とかがいいでしょう! 普段と違うノリの作品が書けるかもしれません。それでもしヒット作なんかが作れたりしたら、コメントくれた読者にザマァできるかもしれませんよ?
割と私はこの方法でいろいろ書いてきました。溢れた感情を別の方向に昇華させて作品にすると言う手法です。『ヤドリギの物語』もある意味そうですね。
昔、拙作が2chでボロクソに文句言われたことがありました。私は表では辞めます宣言をし、裏ではblogを使って作品を発表しまくりました。しかも当時はgoogle検索にかなり有利だったFC2を使ってです。blog内のワードなんかも当時のSEO対策に合わせて。こっそりやりながら検索では上位に表示されるように周到に準備し、ついでに作品を作る腕も磨きまくりました。
blogがバレ始めると、一気に流れが変わって味方だらけになりました。匿名掲示板に対してザマァしたわけですね。その後も何か腹が立つことがある度に作品にぶつけて普通じゃないクオリティを叩き出せたと思ってます。まあ、作品に直接表れるわけではないので他人には何がその作品に結びついてるのかわからないようでしたが、これが昇華というやつです。
創作人のみなさん、怒りはパワーですよ!(低血圧並感
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます