応援コメント

30.【最後の一人】野栗さん」への応援コメント

  • 石の上にも残念様
    ヒニヨル様

    拙作をお読みくださり、ありがとうございます。丁寧なコメントまで頂き、痛み入ります。

    以前、別の書き手の方から、あなたの作品は読者を選ぶね、といったニュアンスのことを言われたことがあります。毎日の生活の中で自分自身が切実に感じていることをテーマにして、それを論説文ではなく小説の形にまとめる、といういとなみは、決して容易なことではない、としみじみ感じているところです。

    拙作のあらすじをまとめて下さった部分を拝見しましたが、大筋はその通りなのですが、うーんちょっと違うなあ、というのが正直な感想です。作品というのは作者の手を離れ、世に放たれたと同時にその解釈は受け手に全面的に委ねられるのが、確かに原則ではあると思います。

    自分自身、そんなに知識や造詣が深いわけではないし、うまく表現できないのですが、新自由主義・キャピタリズム・優生思想的なものに対する素朴な違和感を、いくつかの作品に落とし込む試みをしてきましたし、今後もしていきたい(せざるを得ない)と思っているところです。

    自分の希望を実現させることと、他人から同じ希望を「奪う」ことが表裏一体となっている現実に対して、ふつうの動物は愕然とするのがデフォのようです。

    手紙文の部分ですが、70年代韓国の労働運動の中で生まれた『工場のともしび』という作品(演劇脚本)の中には、過酷な労働による病を押して働き続ける姉が妹への仕送りに同封する手紙文が朗読される場面があります。「もうすぐ冬休みですね。あなたは何も考えなくていいから、必ず高校に行くように……あとのことは、姉さんが責任をもって……」という短いものですが、ぎりぎりまで抑えられた筆致の中に、あふれるような強い情と当時の末端労働者の置かれた不条理への怒りを感じます。
    いくつもの文学作品において、手紙文はメインキャラが物語の中核となる問題を自分なりに受け止め消化する文脈の中で出てきます。しかし拙作の中ではそういう位置ではない、という認識です。
    新しい希望が生まれたことと、それが同じ希望を持つ仲間を押しのけることと表裏一体であると気づき、どうしたらいいかわからず戸惑い葛藤し取り繕い立ち尽くす――そのへんを表現したかったのですが、いかんせんテーマが手ごわすぎて、あんな代物に仕上がってしまいました。

    「もふもふ大集合」は、条件が合わず参加できないと知った途端、うっとこの狸どもは互いにモフり合いながら号泣しておりました💦思い出しました。合縁奇縁ですね🐾

    宵待さんの作品、10話まで目を通しました。私の苦手な恋愛系でしたので、きちんと読み取れているかどうか不安な部分もありますが、全体的に読みやすく、感情表現の部分は不自然さや生硬さを感じることはありませんでした。「はじめてのおつかい」はいわば映像作品であり、子どもの表情や仕草、ミッションの達成度が全て視覚化されているのが前提です。仮に映像を文章で起こすとなると、確かにご指摘の部分に留意しないと平板でつまらないものになるだろうと思います。(「ハナコは唇を真一文字に結んで横町を歩き始めた」/「ハナコは不安に押しつぶされそうになって~」といった感じでしょうか)

    まとまりのない長文になってしまい、すみません。
    今後もよろしくお願いします。ありがとうございましたm(__)m

    作者からの返信

    おはようございます。
    ありがとうございます。

    たくさん、色々考えておられるんですね!私はそういう思想とか特にないので、すごいです。

    "愕然"としてたんですね。
    それは分からなかったです。
    やはり、主人公のパーソナリティに対する理解が浅かったですね。

    後は、最近て読むときに、文字を文字として認識する人の方がもう少ないんじゃないかと思います。
    概念ではなく、知っている近い映像として頭に浮かべる。
    それが狸だとなおさらかな、と思います。
    スマホもパソコンも読むではなく、「見る」メディアです。観るですらない。
    その辺りも難敵としてあるかと思います。

    もふもふ動物園は、結果として微妙な企画でした。
    あんまり、もふもふしてなかった笑
    130話ぐらい書いてて、80話目辺りにちょろっと猫が出てくる、とか笑

    自主企画は内容読んでくれない問題は常にあるんですが。

    冗長が過ぎますね。
    ありがとうございました。


  • 編集済

    おはようございます!
    最後に私の名前が登場して、びっくり(笑)
    以前ご縁があって、本編読ませて頂いておりました✨

    狸さんに、阿波方言。カクヨムではこの方にしか書けないのでは……と思う作風です!
    方言は独特ですが、描かれ方がお上手なので、私でも物語を理解して楽しめました😅

    スピンオフの方は読んでいないのですが、お手紙を通して書かれた物語なのですね。
    本来の熱量が、手紙を介することによって抑えられている……確かに、映画やアニメでもそんなシーンがあると、書いている人は冷静な気持ちでいる事が多いような。

    誇張するとか、手紙に何かアクセントが無いと、題材的に熱は伝えににくいのかもしれませんね。
    すごく、勉強になりました😭

    作者からの返信

    こんにちは。
    私もびっくりしました 笑
    まさかの御縁ですねぇ。

    手紙って割りと冷静ですよね。
    日記だともう少し興奮してたりしますけど。

    方言ですけど、読みやすいですよね。