4.【「UFOクレープ」の休日】 大田康湖さん
https://kakuyomu.jp/works/16817330651239168179
あらすじ等(作品ページから引用)
西暦2144年8月5日。『火星展』が開かれる陽光原市で、高校生の少年、京極定満は火星から来た高校生の少女、ローラと出会う。ローラは昔父が食べたという「UFOクレープ」を探しているというのだが……。
自作『俺たち「連星コンビ」』
https://kakuyomu.jp/works/16817330647748308534
の前日譚。『カクヨムコン8』短編部門 読者選考通過作品。
☆☆☆
突っ走れ、第四弾です。
ご協力くださった大田康湖さんに感謝です。
ありがとうございます。
がっつりネタバレ含みますのでご注意ください。
あらすじにも書いてあるんですが、本編があってその前日譚という立ち位置なんですね。色々合点がいきました。
余計なお世話ですが、
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「UFOクレープ」を探しているというのだが……。
自作『俺たち「連星コンビ」』の前日譚。
https://kakuyomu.jp/works/16817330647748308534
『カクヨムコン8』短編部門 読者選考通過作品。
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この形式の方が読みやすいんじゃないかと思います。
さて、読む前の印象です。
シンプルにタイトルが好きです。
なんかこう、ほわーっとしますね。このタイトル。
飾るでもなく、すかすでもなく、コーンと芯を打つようなタイトルだと思います。
すごく私の琴線に触れました。
内容なんですが、本編を知ってる人と知らない人でだいぶ印象が変わるんじゃないでしょうか。
知ってる人にはキャラ小説で、知らない人には普通の小説になります。
私は読み終わってからもう一度見直してやっと前日譚だと分かったという、あんまりいい読者ではないですね。
はい。
さて、私は本編を知らない人なので、知らない人の立場で書きます。
読後の感想としては、ストーリーが弱いな、と思いました。
山を登るぞ!!って行ったら、登山道じゃなくて登山ロープウェーだったみたいな感じでした。
作品の良し悪しじゃなくて、「あ、そうなんだ」みたいな感じです。
原因は下調べ……この場合は前日譚とちゃんと把握……してなかったから勇み足で勝手にこけた感じですね。
ストーリーとしては、ローラとサダミツの突然の出会いがあって、「UFOクレープを探す」イベントを通じて共感して、ローラの意外な正体が知れて、将来、違う立場で再会するという展開です。
極めてシンプルで、とても短編らしい構成です。
ただ、やはりイベントの盛り上がりが物足りなかったです。
クレープの探し方が後輩の時彦に連絡したら後輩が知ってて解決。
友情・努力・勝利じゃないですけど、ここらで山があって欲しかったです。
時彦が本編の重要人物なので、知ってる人は、感動すると思います。
思いますが、ここでの『UFOクレープを探す』というのがやはり共感の基礎ですよね。それがメール一通で解決すると、寂しいです。
見つからなくて探し回るというのは、冗長性が増すということなのかもしれず、そうだとすれば最もだとも思うんですが。
繰り返しますが、本編があることを知らない状態で読んだんですね。
これが失敗だったと分かってます。
分かってますが、分かる前の感想としては、時彦君要るかな?と思いました。時彦君なしで、サダミツ君の家が昔喫茶店だったという方が運命力強いのに、と考えましたが、本編の主要人物なら要りますね。
もう一つ思ったのは、サダミツ君の宇宙に関する熱意の表現が淡白だな、と。
将来、何がなんでも宇宙に行くんだ!!みたいな情熱を感じていると、ローラの正体が明かされた時の衝撃とか、プレゼントをもらった時の感動とかが増すのに、と思ったんです。
思ったんですが、この情報も前提条件だったんです 笑
今のサダミツとローラの関係性――本編のあらすじにある人物紹介読んで、推測してるだけなんですが――から考えて、この二人にこんな甘酸っぱい時間があったんだな、っていう話の位置なんだろうと思うわけです。
フリオチの――芸人用語に例えるのがいいのか悪いのかとも思うんですが――フリオチの、オチだけ見て、意味が分からん!となっている状態ですね。
初読をしくじったのが残念で仕方がないです。
と、言うわけで、本編読みに行ってきます。
大田康湖さんご協力ありがとうございました。
そして、ちゃんと読めなくてすみませんでした。
反省です。
『俺たち「連星コンビ」』
https://kakuyomu.jp/works/16817330647748308534
『「UFOクレープ」の休日』
https://kakuyomu.jp/works/16817330651239168179
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