我が家の現状
まず、我が家の現状についてお話しします。
これで、あ、意味ないなという方は、すみません。
面白そうとか、役に立つかなと少しでも思われた方、ありがとうございます。
農業始めて15年の悪戦苦闘の記録、多少のお役には立つのではないかと思ってます。
まず、我が家の耕作面積は、4反です。
農業始めるまでは全く使わなかった、反(たん)という単位についてです。
1反は10アール、300坪、約1000平方メートルです。
1反の10分の1が1畝(せ)です。逆に10反が1町(ちょう)。
そして1町は1ヘクタール、つまり100メートル四方です。
実際はほんの少し誤差があるのですが、ほど同じです。
ちなみに東京ドームは約4町、というように最近は坪や平方メートルではなく、反とか町で広さを考えるようになってしまいました。
ということで、我が家の耕作面積、何となくわかってもらえたでしょうか。大きいと思いますか、それとも小さいと。
妻と二人、耕耘機1台で行う農業としてはまあ適正かなと思っています。
すべて露地で、ハウスはありません。
灌水設備(水をやるための設備、井戸等も含む)もありません。
そんなプロの農家としてはおそらく最小の規模で、一年中何かを作っています。
具体的には、以下の通りです。
春
ニンニクを三畝
ソラマメを二畝、エンドウを一畝
を地方公設市場に出荷
夏と秋
ししとうを三畝 農協に出荷
バジルを四畝、契約栽培
冬
春菊を一畝 地方公設市場に出荷
なばなを二畝 農協に出荷
といった具合です。収入は、まあ、食べていけるぐらいです。
大きな買い物は年金が手付かずなのでそちらで何とか。
あ、農地は借り物です。都会はどうか知りませんが、田舎はいくらでも余っています。SNSでトラブルも聞きますし、根性の悪い人にあたると困ることもありますが、購入するのはやめた方が、と思います。
我が家は、市の公園化計画で借りていた畑が買収され、昨年から別の畑に移りましたが、まあ、我が家くらいならどこへ行っても、やり直しても何とかなります。
あ、ちなみに家も借家です。
ぼろ屋ですが月1万円で、内装からないから好き勝手にいじってくれて構わないという家を借りています。敷礼なしです。
家を買っても都会とは段違いの安さですが、買うと、もしか街に合わない、とか農業が失敗といった時に、にっちもさっちもいかなくなります。
もう一度売る、なんてことはできないと思っておいた方が無難です。
その手の失敗はいっぱい見ました。
金は使わないに越したことはありません。
ハウスを建てて、機械そろえて、というのはあまり私はおすすめしません。
私と同じ時期に研修を受けた人で今残っているのはうち以外に一人だけ。まあそんなもんです。
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