第12話

妹は大丈夫だろうか??

ずっと心配している。


俺はあの事件のあと、先生に何かあったらいつでも頼ってくれと言われた。


俺は心配で授業に集中出来なくて、その様子が先生にもバレており、


「心配なのか?」


「はい」


授業を止めて、俺に聞いて来た。


そして、丁度いい機会だと思った。


「みんな聞いてくれ」


俺はクラスに許さないほどの痛みがある。


「みんなも知っての通り、俺の妹が今が冤罪を掛けられている」


もう前のように戻れない。


「それでなぁ。俺は冤罪になってその辛さを嫌な程味わった」


クラスメイト達は授業を止めたことに文句を言わずに、嫌そうな顔をせず俺のことを見てくれている。


「みんなから疑われる辛さ、安心の出来ない毎日。冤罪のせいで、新しい関係も構築出来ない、厳しい生活。俺は他にも痛いほど知っている。」


クラスメイトも顔を引き摺る。自分のやったことの罪を感じているのだろう。


俺はそれを許せるほど優しくはない。けど、それを利用はさせて貰う。


「俺は妹にもこんな環境のままでいて欲しくない。だから力を貸して欲しい」


俺はクラスメイトに頼むことにした。


ーーー

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