第8話

妹は辛そうな顔をしていきたくなさそうだったが、ついに学校に行く覚悟を決めてくれたようだ。


「・・・お兄ちゃん・・・学校でもし嫌なことがあったら」


「うん、俺が守るよ。」


「ありがとう、お兄ちゃん」


「でも、勿論限界はあるからなぁ。」


「そうだね。授業中とかは会えないし」


「そうだ、だから昼休みはすぐに終わったら会おう」


ーーー

そして、妹と学校に着いたのだが、

色々と視線が辛い。


同い年からは同情の目が、先輩達からは奇抜な視線、後輩達からは刺さるような視線。


とりあえず、後輩達には睨んで置いた。


「・・・ありがとう・・・お兄ちゃん」


「・・・おう」

色々あったけど、やっぱり妹に感謝されるのは嬉しい。


ーーー

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