第9話
クラスに入ると、
やっぱり前と視線が違う。刺さるようなやばいやつを見るような目だった。実際俺のせいで問題になったクラスの異名が付いたから申し訳ない部分がある。
気まずいよ、本当に。
「あの、優くん」
夏が話しかけて来る。
「何?」
「その、妹ちゃん大丈夫??今日学校来てるんでしょ」
「そうだよ・・・でも大丈夫かわからない」
「そうなんだ・・・心配だね」
「うん」
俺は何もしてあげられないのが辛い。
もしかしたら、このクラスにも誰かはそう思ってくれたかも知れない。
と思っていたけど、クラスの一人一人にされた恨みがあるので、それは違うと思った。
ーーー
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