第6話

 【何、ぼーとしてんのよ】


【いや、特になんでもない】


【こんなに暑いのに、エアコンもつけないで外で・・・熱中症になっても面倒見ないからね】


【わかった】


そういえば、たまにお兄ちゃんは夏になるとぼーとすることがある。


「・・・それで、その子とはクラスメイトなの?」


「・・・死んじゃった」


「えっ?」


「・・・自殺しちゃったんです。」


「・・・そ、そんな、」


知らない。そんな話、私聞かされてない!!

 

どういうこと??お兄ちゃんにそんな・・・


「ご、ごめんなさい。その」


優くんは泣いてしまった。


「、あご、ごめんね。辛いことを思い出させて」


「いいです。」


「そうだ!!ゲームしましょう!!優くんゲーム好きでしょ」


「はい!」

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