第5話
【そんなキモいから、彼女の一人も出来ないんだよ】
【・・・そうだな】
基本、なんでも素直に答えるお兄ちゃんが珍しく、暗く答える・・・むかつく。これはつまり好きな人とか彼女は欲しいと思っているってことだ私がいるのに、
「え、あ、あのあの」
「ご、ごめんなさい」
忘れていた。今のお兄ちゃんは小3だ
幾らどんなに、普段が許されても、今は今だけは優しい姉で居ないと
「それで、好きな子ってどんな人なの?」
「・・・優しくて」
・・・ぅ
「面白くて」
・・・それも痛い、兄に誘われても基本断るし
「・・・何より、僕のことを好きって言ってくれたから」
「はぁ??」
また思わず声が出てしまった。
「ちょ、その子の名前は??」
「・・・夏ちゃん・・・」
「・・・夏ちゃん?」
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