第十章 素性

 「ほら雅秀。これみて! かわいい」


 アズサのはしゃぎ声が周囲に響き渡る。


 雅秀は今日、アズサと一緒に池袋にある水族館へと遊びにきていた。この水族館は、中学生の頃、家族と一度きただけの場所だ。


 アズサは巨大な水槽をロケットのように推進するペンギンを眺め、歓声を上げている。幼稚園児のように、目を輝かせていた。


 「ねえ、次はあっちに行こう」


 アズサは雅秀の腕にしがみ付き、別の水槽を指差す。それから、雅秀を水槽のほうへと引っ張っていく。


 アズサに引っ張られながら、雅秀は周囲に目を配る。


 水族館の中は、親子連れやカップルで混雑していた。皆、水槽や展示物に目を奪われており、誰もこちらを注視していなかった。密かな視線も感じない。


 今回、志帆は別の場所で待機をしていた。アズサとの『デート』が終了に近づいたら、雅秀が連絡を行う手筈となっている。


 水槽の中を風船のように漂うクラゲを眺めながら、雅秀は隣にいるアズサを横目で確かめた。


 アズサはクラゲに目を奪われており、雅秀の視線には気がついていない。女子高生らしく、純粋に水族館を楽しんでいるようだ。


 彼女は、なんら変わった様子をみせていなかった。こちらの思惑など微塵も感じ取っていない風情だ。


 「ねえ、雅秀。今度はアザラシ見に行こう」


 アズサは甘えた声を出す。雅秀は頷くと、腕を組んだまま階段のほうへ歩いた。


 今のこの光景は第三者からすると、デート中のカップルにしか見えないだろうが、内情はとても複雑だった。自殺未遂により繋がった中年の男と、女子高生。


 その女子高生は、ストーカー紛いな行為を行い、目の前で自殺未遂さえ行った。また、二人の男の自殺にも関与している疑いがある――。


 まるで創ったかのように、不自然なほど怪しさ満点の少女。その少女と腕を組んで『デート』を行う、うだつの上がらない男。


 周りにいるカップルと比べて、とても特色が強かった。それとも傍から見るとそう映るだけで、他の人間もなにかしら実情を抱えているものだろうか。


 雅秀はアズサと共に歩きながら、自らの状況を茫漠とした思いで考えた。




 アズサとは池袋駅で別れることにした。アズサは以前とは違い、駄々をこねたりせず、素直に解散に応じた。


 アズサと別れた後、雅秀は駅構内へと一旦入り、それから引き返して、アズサの後を追う。


 アズサは背後を振り返ることなく、構内を進み、改札を通過した。構内は人で混雑しており、少しでも気を抜くとすぐに見失いそうだった。これでは、追われているほうも、そう簡単に追跡者を判別できないだろう。その点は、こちらに好都合だった。


 雅秀も改札を通り、アズサと一定距離をとって、ホームへと並ぶ。そこで、志帆にスマートフォンでメッセージを送った。


 すぐに返信があり、確認すると彼女もすでにこの駅に到着しているらしいことがわかる。事前に連絡したお陰で、すでに待機していたのだ。


 やがて、ホームへと列車がやってきて、アズサは乗り込んだ。雅秀もそれに続く。


 雅秀はアズサを視界に収めながら、スマートフォンをチェックする。志帆も同じ車両に乗ったようだ。姿は確認できないが、彼女もアズサを監視しているらしい。


 しばらく列車に揺られる。アズサは一切、こちらに気づく素振りをみせず、つり革に掴まったまま、片方の手でスマートフォンを弄っていた。


 雅秀はチラリと窓の外をうかがう。日はすでに沈み、夜の帳が降りている。これでは、闇の中での追跡になるだろう。


 雅秀はアズサから姿が見られないよう、注意しながら監視を続けた。やがて、アズサは動き出す。


 御徒町駅に到着した時だ。彼女は、ゆっくりとした動作で列車を降りた。雅秀は後を追う。


 アズサは御徒町駅を出て、東上野方面へ向かっていた。周囲は地元の人間なのか、帰宅途中らしき家族連れやカップルが多い。


 雅秀はその中から、志帆の姿を探した。おそらく彼女も、同じようにアズサを追っているはずだが……。


 しかし、志帆の姿は現時点では確認できなかった。


 そうこうしているうちに、アズサが大通りから横道へと入る光景が目に映る。


 雅秀は慌てて追いかけた。先ほどのアズサと同じく、角を曲がり、路地裏へと入る。


 そこで雅秀は眉根を寄せた。薄暗い路地裏には、人っ子一人いなかった。


 雅秀は焦る。アズサはどこに消えたのか。この路地裏には、人が隠れられるような場所はなかった。民家や店舗の裏口は存在するが、アズサが路地裏に入ってすぐに追ってきたのだ。入るとしたら、タイミング的に必ず目に付くはずである。暗いから見逃したわけではないだろう。


 まさに、煙のようにアズサは消えたのだ。


 雅秀はそこで、以前も同じ状況に陥ったことを思い出した。例の黒ジャンパーの男の件だ。渋谷で忠告を受けたあと、男を追ったら、同じように姿を消した。


 その時と同じだ。


 雅秀は、唖然と路地裏に立ち尽くしていた。




 アズサを見失ったため、雅秀は志帆に連絡を取ることにした。彼女もアズサを追っているので、現在位置を把握しているはずだ。


 雅秀は志帆へ、直接電話をかける。


 だが、呼び出し音が鳴るばかりで、志帆は一向に電話を取る気配はなかった。


 次に、メッセージを送ってみるが、既読すら付かない。一体どうしたのだろう。尾行に集中して、取る余裕がないのか。それとも。


 雅秀の中に不安が募っていく。嫌な予感がした。


 雅秀はその後、周辺を調べてみるが、やはり抜け道や隠れる場所などなかった。本当に彼女は、ワープしたかのように消えたのだ。


 雅秀は路地裏を離れ、御徒町の大通りへと出る。すでに標的を消失しているため、どうしていいか、途方に暮れた。


 大通りを歩きながら、雅秀はふと今度は、アズサのほうへ連絡をとる手段を考えた。尾行の対象に連絡するのはナンセンスだが、このままでは埒が明かないのも事実だろう。


 雅秀はスマートフォンを取り出すと、アズサに電話を掛けた。もちろん、尾行云々の話には触れずに、世間話でもする体で話題を振るつもりだ。その過程で、アズサが今どこにいるか聞こうと思う。


 雅秀はスマートフォンを耳に当てたまま、しばらく待った。雅秀の周囲を通行人がすり抜けていく。時刻はすでに午後七時過ぎ。皆が家に帰る頃だ。


 発信音を聞き続けても、アズサは電話を取らなかった。こちらからの電話に、彼女が応じないのは珍しい。彼女を見失ってからまだ時間は経っていないのだ。まだ帰路の最中だと思われた。なにか出られない事情でもあるのか。


 長い間発信を続けたが、出る様子がないため、雅秀は電話を切った。それから、この先どうすればいいか思案する。


 アズサは見失ってしまった。志帆とも連絡がつかない、打つ手なしだ。かと言って、このまま帰るわけにもいかない。


 そもそも、なぜ志帆はメッセージにすら応答しないのだろう。アズサを見失う直前までは、ちゃんとやり取りはできていた。なにかあったのか。


 気がつくと、雅秀は御徒町駅へと戻ってきていた。駅の入り口でぼんやりと佇む。


 そこで、突如、スマートフォンが着信音を鳴り響かせた。雅秀は電気を流されたかのように、びくりと体を震わせる。


 慌ててスマートフォンを取り出し、画面を見る。志帆からだった。


 雅秀は着信に応じる。


 『もしもし』


 一瞬、静寂が訪れた後、かすかに声が聞こえた。


 『永倉君』


 志帆の声は、か細かった。震えているようでもある。


 異変を察知した雅秀は訊く。


 『志帆、どうしたんだ?』


 志帆は答えた。


 『私、怖い』


 『何があったんだ?』


 だが、志帆は何も言わなかった。追い詰められた草食動物のような、荒い息遣いのみが聞こえてきている。


 そして、通話が途切れた。


 雅秀は、すぐにこちらから掛けるが、繋がらなかった。


 雅秀は呆然としたまま、画面を見続けていた。




 翌日、雅秀は普段と同じように出勤した。志帆も出勤してきていることを願いながら。


 だが、雅秀の願望は脆くも崩れ去った。


 上司から志帆が行方不明になったという報せが届いたからだ。


 雅秀は愕然とする。菊池に続き。志帆まで……。これは一体……。


 その日の雅秀は、ろくに作業が手に付かず、ミスを連発する羽目になった。




 混然とした一日が終わり、雅秀が寮に帰ると、スマートフォンに着信があった。志帆かと思い確かめてみると、アズサからだった。


 息を飲んで電話に出てみる。アズサは雅秀の内心とは裏腹に、明るく会話を始めた。


 雅秀は相槌を打ちながら、考える。


 アズサが一連の件に関わりがあり、それを確かめるとしたら、今度はアズサのプライベートを直接調べるしかないだろう。


 やがて、アズサの話は終わりに近づき、佳境に入る。脈絡はわからないが、彼女はある提案を行った。


 『明日私に家に遊びに来ない?』


 それは、自分の家に遊びにこないかという誘いだった。


 雅秀はチャンスだと思った。次々に発生する奇妙な出来事に終止符を打つきっかけができたのだ。


 雅秀は快く了承する。


 そして、誘いがあった次の日の夕方、雅秀は御徒町にあるアズサの家へ訪れることになった。


 「遠慮せずに入って」


 雅秀は、アズサに促されるまま、玄関から家の中に入った。そして、階段へと通される。


 「家族はいないのか?」


 階段を上りながら、雅秀がそう質問すると、アズサは首肯した。


 「うん。お父さんとお母さん、今日は遅いんだ」


 「妹さんは?」


 アズサは眉根を寄せ、肩をすくめる。


 「塾。帰ってくるのはいつも夜だよ。大変だよね」


 アズサはどこか、他人事のように言う。自分は遊び惚けていいのだろうか。


 階段を上りきった雅秀は、手前の部屋に案内された。奥にはもう一つ部屋があるが、人の気配はなかった。妹の部屋だろうか。


 部屋の中へ足を踏み入れた雅秀は、はっとする。


 アズサの部屋の内装は、なんとも女の子らしい可愛さがあった。ピンクを基調とした色合いで、カーテンや毛布も、レースをあしらったものが使われている。壁の飾り棚には、熊や猫のぬいぐるみが置かれ、監視するようにこちらを見つめていた。


 雅秀は、アズサの部屋に入ったことで、場違いだが少しだけ感動を覚えていた。なにせ、身内ではない女性の部屋にお邪魔したのは、人生でこれが初めてだからだ。


 もしも、アズサへのわだかまりがなかった場合、もっと感動していたことだろう。そればかりか、舞い上がらんばかりに喜びを覚えていたはずだ。男女の深い仲になったと確信を持って。


 「飲み物持ってくるから、適当に座ってて」


 アズサは、そう言うと、部屋を出て行った。雅秀は立ったまま、それを見送る。


 アズサの足音が、階段下まで遠のいたことを確認した雅秀は、部屋の隅にある学習机に近づいた。


 白色の幅が広い机で、天板の上に教科書や筆記用具が乗っている。アズサは勉強が嫌いだと言っていたが、完全に放棄しているわけではなさそうだ。


 だが、置かれてある教科書を手にとって、パラパラと捲ってみると、それが見当違いの解釈だとわかった。


 教科書は濃いインクの臭いが付いており、あまり読まれたような形跡がなかった。新品に近い状態だ。おそらく、ほとんど開かれなかったのだろう。


 よく見ると、ノート類もなく、アズサが勉強を忌避していたことが感じ取れた。


 次に雅秀は、机の引き出しに手をかけた。それから、引き出そうとする。だが、つっかえたように動かなかった。鍵がかかっているのだ。


 アズサは両親や妹と住んでいるので、プライバシーを守るために大事なものをここに保管しているのだろう――たとえば日記とか――思春期の女子高生ならば、おかしな話ではないはずだ。


 だが、妙に気になる。探しているヒントがここにあるのかもしれない。


 雅秀は他の引き出しを開けてみるが、目ぼしいものは見当たらなかった。というより、ほとんどが空だった。年頃の女の子の机の中というものは、こんなものだろうか。


 とりあえず、鍵が掛かった引き出しを除くと、学習机には目ぼしい物は見つからなかった。


 さらに雅秀は、隣にある本棚を調べようとする。だが、階段を上ってくる足音が聞こえてきたため、急いで中央にある折り畳みのミニテーブルの前に座った。


 座るとほぼ同時に、部屋の扉が開く。アズサが部屋の中へ入ってきた。左手にはコップが二つ乗った盆を持っいる。


 「お待たせ」


 アズサは明るくそう言うと、コップを雅秀の前に置いた。中身はオレンジジュースのようだ。


 アズサはテーブルの反対側にもう一つのコップを置き、自身は雅秀の正面に座った。アズサの雰囲気から、部屋の中を探っていたことは察していないとわかる。とりあえず、雅秀はほっとした。


 「どうぞ」


 アズサはオレンジジュースを指し示し、自分の分を飲む。


 「ありがとう」


 礼を言い、雅秀も一口だけオレンジジュースを飲んだ。味から、スーパーなどで売っている市販のジュースだとわかる。


 「それで、何の用があって俺を呼んだの?」


 雅秀はコップを置くと、話を促した。アズサがどうして自分を家に招いたのか、疑問もあった。本題よりも先に、そちらを知りたい。


 アズサは髪をかき上げ、笑みを浮かべる。


 「別に大した理由はないよ。雅秀に自分の部屋を紹介したい。たったそれだけ」


 そしてアズサは、再びオレンジジュースを一口飲む。左手の袖口から、リストカットの跡が見えた。先日付いた傷跡は、随分薄くなっているようだ。


 雅秀はアズサの説明が信じられずに、質問を行う。


 「紹介したいだけ? 他になにか、特別な用があったとかじゃなくて?」


 「そうだよ。私、前から雅秀を部屋に呼びたかったの。この前は、無理に雅秀の部屋にお邪魔して悪かったし」


 どうやら、部屋に呼んだ理由は、アズサの好意だけのようだが……。


 雅秀は腕を組むと、問いかける。


 「……最近、アズサの周りで何か変わったこととかあった?」


 「ないよ? どうしてそんなこと訊くの?」


 アズサはきょとんとして首を傾げる。


 雅秀は首を振った。


 「別になんでもないよ。じゃあ本当に、俺を誘った理由は、ただこの部屋を紹介したいだけだったのか?」


 「うん」


 アズサは意気揚々と肯定した。ティーン向け雑誌のモデルすらこなせそうな端麗な顔。一切、曇りがないように感じる。これが演技ならば、相当な名女優だ。


 雅秀は、これまでのアズサの一連の行動を思い起こした。例の黒ジャンパーの男の件から疑惑が生まれ、菊池の自殺、志帆の行方不明と続いてきた。


 だが、実際問題、アズサが関与している証拠は少しもないのだ。こちらが一方的に疑っているだけで、蓋を開けたら、全て偶然、という可能性もある。


 アズサは自殺と自傷癖があるだけの、情緒不安定の女の子。それだけの話かもしれない。


 アズサの整った顔を見ていると、そのように感じてきた。


 そう思うと同時に、雅秀は自身の下腹部に熱が生じたことを自覚する。


 今、俺は女の子の部屋にいるんだ。女子高生の。しかも、こちらに好意を抱いている――。


 下腹部の熱が、全身に回ってきた気がする。まるで酒に酔ったかのように、酩酊感も生まれた。おそらく、自分は興奮しているのだと思う。


 こちらの様子の変化に、アズサは気がついたようだ。得物を前にした猫のように、大きな目でじっと雅秀を見つめた後、ふと口角を上げる。パールのような白い歯がのぞいた。


 「雅秀、どうしたの?」


 アズサの悪戯っぽい問いかけに、雅秀は目を逸らす。


 「いや、なんでもない」


 こんなタイミングでアズサ相手に興奮していることを悟られたら、嫌悪感を抱かれてしまうかもしれない。誤魔化すしかないだろう。


 だが、アズサは何かを悟ったような様相で、こちらの顔をのぞきこんでくる。雅秀が視線を戻すと、アズサと目が合った。アズサはニッコリと微笑む。


 アズサは言う。


 「雅秀、私とセックスしたいの?」


 アズサの単刀直入な物言いに、雅秀は思わず咳き込んだ。心の中を見透かされたようで、背筋に緊張が走る。


 「別にそんなことは……」


 雅秀はどぎまぎとした。アズサからまさか、はっきりと「セックス」なんて言葉が出るとは、思いもしなかった。眩暈がする。


 アズサは様子を見守るように、こちらをじっと見つめていた。綺麗な目。とても可愛い女子高生だ。


 アズサは再び口を開く。小悪魔のように微笑を浮かべている。


 「本当? 雅秀、なんかエッチな顔をしているよ」


 雅秀の中に、疼くものがあった。


 雅秀は訊いた。


 「もしも、アズサとエッチがしたいって言ったら、どうする?」


 アズサは上目使いに、こちらを見つめた。


 「その時は私、雅秀を受け入れるよ」


 雅秀ははっとする。心臓が急激に高鳴り、頭の中が真っ白になった。熱風のような衝動が、全身を駆け巡る。


 「本当か? それなら……」


 雅秀は立ち上がろうとする。すぐにでもアズサを抱き締めたかった。そして、押し倒し、セックスをするのだ。


 だが、なぜなのか立ち上がれなかった。強烈な眩暈と共に、足元がふらつき、その場に倒れ込んでしまう。


 「エッチはお預けだね」


 顔を伏せている雅秀の向かい側で、アズサがそう言った。


 「何を……」


 顔を上げてアズサを確認すると、彼女は無表情でこちらを凝視していた。刃物のような冷たい目だ。


 雅秀は再び立ち上がろうとするが、バランスを崩し、テーブルにぶつかった。オレンジジュースの入ったコップが、床に転がり、中身が水溜を作る。


 雅秀は薄れゆく意識の中、ふと悟った。おそらく、このジュースに睡眠薬が盛られていたに違いない。


 アズサの仕業だ。


 だが、どうして? と雅秀は意識が消失する寸前、大きな疑問が生まれた。しかし、その疑問も泡のように弾け、雅秀の視界は完全に閉ざされた。

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