決戦の夜

織田杏奴

決戦の夜

決戦前夜の様な気分で私はこれを書く。



なんだか、今日で夏も終わりの様な気がして、今朝から私は落ち着きがない。


夏の休暇の前から見ていたアニメも今日で終わり。


この夏の思い出も、数年昔の、ただただ楽しかった出来事のよう。


担当の教師が好きだった故にとった夏期講習が突然中止になったこと。

それを皆で不満がったこと。

外国へ短期留学したこと。

夜明けまでひとり本を読んだこと。


ほんとうは、ほんとうはもっと書きたいことがあるのだ。


長いながい夢を見ていた様な気持だ。


別に明日死んでしまうわけではないのに、私は決戦前夜の様な気分でこれを書く。


又は遺書を書く様な、好きな人へ手紙を書く様な。


きっと、私の日々は続いていく。


私はそういう生き物だから。


これは、私の決戦の夜のはなし。

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決戦の夜 織田杏奴 @gokokuma0831

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