魔法目録
《下級》
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広く知られる一般的な攻撃魔法。形状は球体。魔法使いは、まず最初にこの系統の魔法を学ぶ。
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攻撃性の無い魔法。基本的には物を動かす為の人手として用いられる。その用途上、属性によっては相性が悪く、実用的に使われているのは暗黒、水、地属性など。そういった背景がある為、比較的マイナーな部類。捕縛や飛行手段に用いているローファスはおかしい。
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霧状を発生させる魔法。姿を隠したり、視界を阻害するのに用いられる。その性質上、水、暗黒、地属性などで行使できる。属性によって名称が変化し、水属性は《
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風の刃を発生させる攻撃魔法。リルカが使用。一般普及していない珍しい魔法。
《中級》
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突貫力と命中時の魔力爆発の威力に優れた魔法。近接戦を得意とする魔法使いは、これを武器として用いる事もある。武器は消耗品である為、これは理に適った戦法である。
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主に近接で武器として用いられる属性魔力の剣。剣という事もあり、切れ味や刺突に優れている。曲刀や刺突剣等、使い手の得意な武器に沿った形状に出来る。魔力を放出する効力は無い為、飛ぶ斬撃を放つ事は基本的に出来ない。
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ライトレス家固有の魔法。術式が広まっていない為、鎌系の魔法は暗黒のみ。切れ味と魔力放出に優れた魔法であり、近接・遠距離戦闘を両方熟せる利便性の高い魔法。
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壁の形状の防護魔法。その形状は基本的に正方形から長方形と術式的に定められているが、魔力操作が優れていればその形を自由に変える事が出来る。
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自身の影から暗黒を広げる魔法。暗黒の中に潜り込む事も出来る。等級は中級とされているが、厳密には結界魔法に分類される。
《上級》
現代魔法使いの切り札。対軍魔法と呼ばれる事もある。消費魔力が膨大で、その分高威力なものや広範囲なものが多い。その術式の情報は貴族家の切り札でもあり、基本的に術式の詳細は秘匿されており、広まっていない。
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作中最初に登場した上級魔法。大量の暗黒の霧を発生させる。暗黒による視界遮断の他、暗黒の粒子がチャフとなり、魔力探知の妨害も行う。又、光、火、雷などの発光属性に対し、包み込んで削り、威力を弱める効力等がある。発光属性は、中級以下は発動すら出来ない。
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ローファスが用いた応用魔法。現状判明しているのは、規模の拡大と発光属性を飲み込む事に特化しているという事。
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ローファスが用いた番外魔法。術式そのものが根本的に作り変えられており、その名の通り、一度発動すれば昼でも夜へと環境を書き換える魔法。効果は色々あるらしい。
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ローファスが即席で作った固有魔法。古代魔法並みに魔力消費が多い。無数に編み込まれた巨大な術式の塊。飲み込まれたら最後、千を超える暗黒魔法を浴びる事となる。
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万の落雷を一つに束ね、一本の巨大な金色の槍として破壊力を一点に凝縮させて放つ魔法。ヴァルムが使用。魔法の成り立ち自体は属性魔法であり、等級は上級に分類される。術式は随分と古いものであり、ヴァルム自身何処でこの魔法を覚えたか分かっていない。六章にて、この魔法を受けた《魔王》スロウスが、まるで見覚えがあるかの様な反応を示していた。
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巨狼を象る白雷で対象を飲み込む広範囲殲滅魔法。暗黒騎士ネームド《白霆》サイラが使用。術式は
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千を超える風の刃を生み出す魔法。用途次第では、この魔法一つで一個師団を壊滅させる事も出来る。
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リルカが用いた応用魔法。純粋な規模拡大で、風の刃の数は億に達し、魔法耐性の高い竜の群れを容易く殺し尽くした。
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ローファスが使い魔のデスピアを介して用いた応用魔法。巨大な竜巻が螺旋を描きながら拡散していき、広範囲かつ逃げ場を与えない。
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青白い光が円を成し、あらゆる攻撃を防ぐ魔法。防護系の上級魔法は非常に珍しい。上級に見合うだけの性能を誇り、数ある防護魔法の中でも最高位。
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光の三叉槍。振えば衝撃波が生じ、突けば矛先を閃光が貫き、投擲すれば山一つを容易く消し飛ばす破壊力を生む、神の名を冠すに相応しい最上の槍。本来なら近接で扱える様なものではないが、魔人化したレイモンドは当たり前の様にこれを振るう。
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無数の荊の枝が伸びる大樹を生やし、対象を拘束する魔法。本来は《魔王》を貫く程の力は無い。アンネゲルトが用いた際には、光の球に込められた魔力を吸収し、その上で媒体にダンジョンコアを使用していた事で、その出力を《神域》にまで引き上げていた。
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属性を媒体に空間転移を行う魔法。分類上は転移魔法。魔力消費量の高さと扱いの難しさから、等級は上級に分類される。因みに、王国で一般的に普及しているこの系統の転移魔法は、基本的に一人用であり、複数人を一緒に転移する前提の術式ではない。仮に一人での行使であろうと、相応の集中力を要する。例えるなら、綱渡りをする感覚に近く、転移する距離が離れれば離れる程、魔力消費と多大な集中力を要する。つまりこの魔法で飛空艇を丸ごと転移するという事は、飛空艇をその身に背負いバランスをとりながら綱渡りをする様な、この上無く馬鹿げた現実味の無い芸当であるという事である。三章天空都市編の時点で、ローファスの精神力と集中力は既に人外の域にあったといえる。
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影を媒体とした短距離転移。
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光を媒体とした短距離転移。
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大気を媒体とした短距離転移。
《等級不明》
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不可視の斬撃の様な魔法。詳細は不明。暗黒騎士九席《無名》シグが使用。
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斬撃の威力を底上げする為に用いられた…かの様に思われる魔法。詳細は不明。暗黒騎士九席《無名》シグが使用。
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対象をサイコロステーキの如くバラバラの肉片にする魔法。詳細は不明。無数の不可視の斬撃? 暗黒騎士九席《無名》シグが使用。
※これら全ては魔法名ではなく、凝縮された呪文詠唱であり、この世界に
《古代魔法》
・命を刈り取る農夫の鎌
切断に特化した、行き過ぎた切れ味を持つ鎌。距離すらも切り裂き、目測出来るあらゆるものを切る事が出来る。
・生者を拒む禊の門
固さ、耐久に特化した門。属性の有利不利を考慮しなければ、全魔法の中で最高の防護性能を誇る。
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凄まじい貫通力と暴風を槍に付与する魔法。その威力は神域魔法と正面からやり合える程に高い。バールデルは左腕を対価にこの魔法を発動させたが、その肉体は影であった為、生前よりも幾分か力は落ちていた。因みに、バールデルは生前も、作中と同様に左腕を
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大気を圧縮して対象を圧し潰す魔法——というのは間違いではないが、この魔法はそれで終わりではない。本来であればその
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凝縮された金色の雷をドラゴンブレスとして放つ
・陽堕しの明星
超高温の破滅の光が
・白の裁き
光神が用いたとされる大魔法。神をも殺す白き炎により、対象を滅ぼす魔法。禁忌魔法に該当。
・初代の御業
《黒き太陽》と《
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分類上は時間や空間を司る時空魔法に該当。肉体に受けた直前の傷に限定した擬似的な時間の巻き戻しを引き起こし、傷の修復を行う。《魔王》スロウス曰く、魔力効率が悪い。千年前、神代の上澄み勢は大体がこの魔法を習得していたという。
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